【別注モデル】世界にたった2台! 964型ベースのルーフ「CTR」はどうして生まれた?

「イエローバード」という愛称で知られるRUF「CTR」は、空冷ポルシェのオークションマーケットでの価格上昇に合わせるように高騰している。今回は、930型ではなく964型をベースとしたCTRを紹介しよう。

フェラーリ「F40」よりも速かった「イエローバード」

 ドイツのRUF、あるいはRUFを率いるアロイス・ルーフの名前は、スーパースポーツの世界に興味を持つ者にとって、常に注目のキーワードに違いない。

 たとえば、ルーフが何かの新型車を発表した、あるいはアロイスが胸中に何かのプランを秘めている……といった情報は、スーパーカーのファンにとっても、またメディアにとっても、常に目を離してはならない話題といっていいだろう。

出品されたRUFは、964型「911カレラ4」をCTRに仕立てた貴重な2台のうちの1台(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
出品されたRUFは、964型「911カレラ4」をCTRに仕立てた貴重な2台のうちの1台(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●RUFを有名にした「イエローバード」とは

 RUFの名前を一躍有名にした存在といえば、プロトタイプが鮮やかなイエローで塗装されていたことから「イエローバード」と呼ばれた「CTR=カレラ・ツインターボ・ルーフ」(グループC・ツインターボ・ルーフとする説もある)だろう。

 時はまさにスーパースポーツによる最高速戦争が、再び始まりを迎えた1980年代。200mphの壁を超えたフェラーリ「F40」は、323km/hの世界最速ホルダーになったが、RUFは数週間後にイエローバードで211mph(339.6km/h)を記録し、最高速を塗り替えてみせた。それはスーパーカーのファンにとって大きな驚きであり、RUFの名もまたイエローバードとともに世界に轟くことになった。

 初代CTRのベースとなったのは、ポルシェ930型「911カレラ3.2」のホワイトボディである。RUFはこれにエンジンやサスペンションを始めとするメカニカルコンポーネンツを開発して独自のクルマを作り上げた。

 したがってRUFは、ドイツの自動車工業会に認められた小規模ながら独立した自動車メーカーとして存在している。

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