全長5m級の新型「e-Camper」世界初公開! レトロデザインの最新キャンピングカーを英国でお披露目
2021年6月28日、LEVC(London EV Company)は同社が世界初という電動キャンピングカー「e-Camper」を発表しました。LEVCは「ロンドンタクシー」を生産するメーカーですが、e-Camperとはどのようなクルマなのでしょうか。
ロンドンタクシー顔のキャンパーバン誕生!日本への輸入はあるか
イギリスに本社を置くLEVC(London EV Company)は、同社が世界初という電動キャンピングカー「e-Camper」を2021年6月28日に発表しました。
電動キャンピングカーのe-Camper とは、どのようなクルマなのでしょうか。
70年以上の歴史を誇るロンドンタクシー、その現行モデルとなる「TX」を生産するのがLEVCです。
TXはロンドンタクシーの歴史のなかで、初めてEV化されたモデルで、2019年12月にはLEVC Japanを通じて日本にも輸入されており、約1120万円で販売されています。
そんなLEVCが新たに発表したのが、同社が世界初という電動キャンピングカーのe-Camperです。
e-Camperは、LEVCが先行して発表しているEV商用バン「VN5」をベースとして開発。
エクステリアは、TXにインスパイアされたスタイリングに、カラーバンパーやアルミホイールなど、従来のキャンピングカーとは一線を画す個性的なエクステリアデザインを誇ります。
パワートレインは、VN5と同様にレンジエクステンダー付きEVで、EVモードの走行距離は約98km以上、レンジエクステンダーを含めた総走行距離は約489kmとなっております。
キャンピングカーとしての装備は、一体型の電動簡易キッチン、ポップアップルーフテント(2人分のベットスペース)、折りたたみ式テーブルなどを搭載。
また2列目のベンチシートを折りたたむと、ベッドにすることができ、車両全体で計4人の就寝を可能にします。
EVのため電動簡易キッチンなどの装備は、十分な充電量があればキャンプ場でもエンジン(レンジエクステンダー)を始動せずに活用することが可能です。
クルマの後方にはマウンテンバイクやサーフィンなどのアウトドアレジャーのために、さまざまな専用のラックを取り付けることが可能です。
e-Camperの価格は7万3000ユーロ(約960万円)で2021年内のデビューを予定しております。
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現在、LEVCはボルボと同じく中国の自動車メーカー「ジーリー」を含むジーリーホールディンググループの傘下に入る企業です。
前述のとおり、TXはLEVC Japanを通じて日本にも輸入されており、またVN5もサイトに掲載されております。
今後、e-Camperをどの市場で販売するかは明らかにされておりませんが、日本市場にも導入される可能性は有り得そうです。
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