オリンピックの競技は国立競技場（東京都新宿区）だけでなく都内や近隣エリアの競技場や施設などでもおこなわれるため、その周辺も大幅な交通規制が実施される予定です。

　都内の会場は、国立競技場や隣接する東京体育館（渋谷区）、国立代々木競技場（同）、日本武道館（中央区）や国技館（墨田区）といったメイン会場だけでなく、世田谷区の馬事公苑や武蔵野市の武蔵野の森公園、湾岸エリアのお台場海浜公園（港区）や有明アリーナ（江東区）、夢の島公園アーチェリー場（同）など。

　さらに千葉県は千葉市の幕張メッセ、埼玉県はさいたま市のさいたまスーパーアリーナ、陸上自衛隊朝霞訓練場（埼玉県朝霞市・新座市）、神奈川県は横浜市の横浜スタジアムや横浜国際総合競技場、藤沢市の江の島ヨットハーバー、静岡県は伊豆市にある伊豆ペドロドームやMTBコースなど多所にわたります。

　競技によっては、東京から神奈川、山梨、静岡県の富士スピードウェイまで使用するロードレース（自転車）競技などもあり、一般道はもちろん、中央道や東名などの高速道路の使用も制限される可能性があります。

　まずメイン会場であるスタジアム周辺は通行規制がかけられ、大会関係車両のみが通行可能となっており、一般車は迂回の対象となります。

　しかもその推奨ルートが、神宮外苑エリア一体より外側になっており、居住者や所用のある場合を除き、迂回させられることになっています。

　港区南青山の国道246号（青山通り）のホンダ本社前なども大会期間中は原則的に走行できず、外堀通りや観光名所でもある表参道は迂回路になっており、それより内側の走行ができません。

　新宿・四谷方面も国道20号（甲州街道）より南側（スタジアム寄り）は走行不可。まるで都市封鎖に近い状態となるでしょう。

　交通量自体も少なめでしょうが、クルマでの移動は困難を極めることになりそうなので、大会期間中はできる限りリモートで対応するか、電車などの公共交通機関を利用するしかなさそうです。

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　国立競技場周辺は普段でも人出が多いエリアだけに、大会期間中は緊急事態宣言より厳しい外出規制をかけられているのと同じような状態になることが予想されます。

　密を避けるという意味でも、リモートワークをしながらTVでオリンピックを応援するのがベストなのかもしれません。