本当に「はたらくクルマ?」 カッコ良すぎる世界の商用車3選
日本でも親しまれるモデルと、アメリカンなピックアップトラック
●ルノー「カングー」
ルノー「カングー」というと、ワゴンタイプで後部スライドドアのミニバンですが、本国フランスや欧州ではバン用途が多く、日本のワンボックスカーのような使われ方がされている商用車でもあります。
カングー、1997年の登場以来、世界70か国で420万台以上が販売されているモデルで、現行型は2007年にフルモデルチェンジした2代目になります。日本では2009年9月に上陸を果たしたロングセラーモデルで、2013年8月にはマイナーチェンジをおこない、現在のフロントデザインになっています。
欧州では2021年3月、3代目となる新型カングーバンが発表されました。
新型カングーの商用モデルとなるカングーバン最大の特徴は、「オープンセサミbyルノー」と呼ばれる大開口のサイドドアになります。これはBピラーをなくすことで、ユーザーは室内に簡単にアクセスでき、荷物の出し入れなどが楽にできるというもので、右側のドアのみに採用するオプション機能です。新型カングーバンでは、1416mmという従来の約2倍のサイド開口部の広さとなり、これは同セグメントのなかでもっとも広いモデルとなるそうです。
同じく3月にフルモデルチェンジした乗用車版のカングーは、現行型と比べてより筋肉質のデザインで登場しました。フロントはグリルとバンパーの間にクロームのラインを配置、さらにルノー独自のCシェイプデザインのLEDヘッドライトを採用、完全に新しい顔に変更されています。
新型カングーは全長4486mm×全幅1919mm×全高1838mm、ホイールベースは2716mmというボディサイズとなり、現行カングーと比べると全長は約200mm、全幅は約90mm、全高は約30mm、ホイールベースは約15mm、それぞれサイズアップしています。
この3代目となる新型カングーの日本上陸は「まだまったく決まっていない(ルノー・ジャポン関係者)」とのことです。
●フォード「スーパーデューティ F450」
アメリカにおいてピックアップトラックは、税金や保険の額で優遇されているため、トップセールスを続けています。
ピックアップトラックをあえて乗用車のように使う人も多いので、デザインは洗練され、内装も豪華に仕立てられているモデルもあります。
ベストセラーのピックアップトラックのなかでも、フォードのFシリーズはとくに売れていて、「F-150」は44年間もの間、米国でもっとも売れているクルマになります。
そしてフォードFシリーズの最高峰に位置するのが「スーパーデューティ F450」です。
特徴としてはリアがダブルタイヤとなっていて、積載や牽引で力を発揮します。大きく張り出したリアフェンダーによって、全幅は2.4m、全長も6.7mあり、アメリカントラックならではのサイズとなっています。
エンジンは6.2リッターV8ガソリンと、6.7リッターV8ディーゼルの2種類で、最上級の「F-450 リミテッド」の価格は日本円換算で970万円ほどと、かなり高額なトラックです。
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