ベントレーのキャビンをそのままヨットへ 船も車も同じ仕様に仕立てるのがクール!
ベントレー「コンチネンタルGT V8クーペ」の仕様に合わせて、ワンオフで製作したヨットが公開された。愛車に合わせてオーダーしたヨットはいかにして製作されたのだろうか。
ベントレーのインテリアにインスパイアされたラグジュアリーヨット
ベントレーモーターズは、オランダの高級ヨットメーカーであるコンテクストヨット社と協力して、ユニークなヨットを製作した。
鮮やかなディープブルーに塗られたハル(船体)をもつヨットは、コンテクストヨット社の18mのヨット「コンテスト59 CS」だ。このヨットのオーナーが所有する「コンチネンタルGT V8クーペ」のスタイルをそのまま、コンテスト59 CSに再現したのである。
コンチネンタルGT V8クーペのボディカラーはライトサファイア。ディープブルーのヨットと並べると、すでに外観から共通したスタイルを感じ取ることができるが、圧巻は内装にある。
コンチネンタルGT V8クーペのキャビンに採用された、ホットスパーレッドのレザーとコントラストの効いたリネンベージュのハイドを、ヨットに取り入れているのである。
外洋ヨットのインテリアパネルには、ベントレーの特徴であるダイヤモンド・イン・ダイヤモンドステッチも施されている。このユニークなキルティングは、ダイヤモンド1個につき712個のステッチを必要とし、またベントレーモーターズの専用の特別な機械を使い、高度な技術を要し製作されるものだ。まさに、カスタマイズ専門部門であるベントレーデザインサービスの職人とコンテストヨット社と協力によって実現できたものといっていいだろう。
* * *
ベントレーモーターズのベントレーデザインコラボレーションズの責任者であるブレット・ボイデル氏は次のようにコメントしている。
「このプロジェクトは、ベントレーデザインサービスにとって、実にユニークなコラボレーションで、多くのスキルを披露する機会となりました。ベントレー車には、最高レベルの船舶デザインでのみ提供されるクラフトマンシップやスタイリングと同様のクオリティが備わっています」
また、コンテストヨット社のCEO兼共同オーナーであるアルイエン・コナイン氏は次のように述べている。
「私たちの家族は、60年以上にわたってプレミアムクラスのセーリングヨットやモーターヨットを製作してきました。私たちは、すべてのお客様の期待と好みを満たすことができる、カスタマイズへの徹底したアプローチで知られています。今回のプロジェクトは、ベントレーと協力してお客様の夢を実現するという、このアプローチの究極の例です」
ラグジュアリーブランドのクルマは、パーソナライゼーションすることがもはや当たり前の時代だが、クルマの内装とヨットやクルーザーの内装の仕立てには通ずるものがあるため、今後こうしたコラボレーションがブームになるかもしれない。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。