2000万円台で手に入る! 穴場スーパーカー「ディアブロ」は今が買い時か!?

1990年にセンセーショナルに誕生したランボルギーニ「ディアブロ」。その最初期モデルが海外オークションに登場。今後のディアブロの相場の基準となるかもしれない結果に要注目だ。

「カウンタック」の後継として失敗が許されなかった「ディアブロ」

 ランボルギーニが、新たな親会社であるクライスラーの傘下に収まったのは1987年4月のことだった。この頃すでにランボルギーニの開発部門では、1970年代から生産を続けてきた「カウンタック」の後継車を生み出すための作業が「P132」のコードネームで進められていたが、新たな経営体制によって、P132の方向性が大きく方向転換されることはなかった。それはクライスラーにとっても有益なプロジェクトであったからだ。

●1991 ランボルギーニ「ディアブロ」

開発途中で親会社がクライスラーに変わり、結果的にマルッチェロ・ガンディーニとクライスラー両者のアイデアを採り入れることになった(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
開発途中で親会社がクライスラーに変わり、結果的にマルッチェロ・ガンディーニとクライスラー両者のアイデアを採り入れることになった(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 P132には、奇しくもファイティングブルであった「ディアブロ」の名前が与えられ、1990年1月21日にモナコで開催された「ランボルギーニ・デイ2」で初披露された。

 結果的にマルッチェロ・ガンディーニとクライスラー両者のアイデアを採り入れ、カウンタックよりもさらにスタイリッシュな姿へと変貌したランボルギーニのフラッグシップであるディアブロ。

 このV型12気筒を搭載したモデルは、開発当初に決定していたコンセプトや最高速度325km/hのような要求性能もすべて満たして誕生した。

 そのためにリアミッドに搭載された5.7リッター仕様のV型12気筒自然吸気エンジンは、新たな燃料供給装置(L.I.E.)を組み合わせ、最高出力492psを達成した。

 このエンジンから5速ギアボックスが前方に伸び、その最前方でトルクが180度方向を変えて駆動輪である後輪へと戻ってくる仕組みは、かのパオロ・スタンツァーニが考案し、前作のカウンタックに採用されたものと変わらない。

 ちなみにディアブロの後継車である「ムルシエラゴ」にも受け継がれ、根本的にパワートレインの搭載方法が見直されたのは、「アヴェンタドール」になってからになる。

【画像】「ディアブロ」は、いま見てもカッコイイ!(33枚)

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