2000万円台で手に入る! 穴場スーパーカー「ディアブロ」は今が買い時か!?

初期型「ディアブロ」にプレミアムはつくのだろうか

 今回RMサザビーズのアメリア・アイランド・オークションに、1台のディアブロが出品された。

 一般的にオークション・シーンでは、もっとも初期のモデルか、逆に最終期のモデル、あるいは限定車に人気があつまる傾向が強い。ランボルギーニならば、最初期モデルの「カウンタックLP400」や最終モデルの「ミウラSV」といったところがその典型的な例だ。

●1991 ランボルギーニ「ディアブロ」

2020年に誕生から30周年を迎えたランボルギーニ「ディアブロ」は、再評価の兆し(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
2020年に誕生から30周年を迎えたランボルギーニ「ディアブロ」は、再評価の兆し(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 ならばディアブロの場合はどうか。

 出品車は1991年式で、当時401台が生産されたなかの283番目にデリバリーされたモデルだ。デリバリー先は、前後フェンダーにフィットされるマーカーからも想像できるとおりアメリカである。

 ペンシルバニア州に住むファースト・オーナーは、フロリダ州のディーラー経由で購入後、ほぼ14年間にわたって所有したという。オプションのリアウイングも新車時に装備されている。

 インテリアのコンディションも、新車から30年以上の時間を経過したモデルとしてはベストな状態を保っているといってよいだろう。まさに崖の如く聳え立つインストゥルメントパネルは、初期型ディアブロの大きな特徴で、1993年モデルからは新しいデザインに変更されている。

 その後、出品車のディアブロはセカンド・オーナーの手にわたり、5年間所有されることになる。その間に毎年のようにメンテナンスを受け、コンディションは新車並みの状態にまで復活を遂げることになった。

 その後、サード・オーナーの手に渡っているが、メートル法のオドメーターに刻まれる走行距離は、わずか5241kmにとどまっている。

 RMサザビーズは、この1991年式ディアブロに、20万−25万ドル(邦貨換算約2190万−2730万円)のエスティメートを掲げているが、その結果に注目が集まっている。なぜならば、今後のディアブロのオークション相場にも、大きな影響を与えそうだからである。

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