トヨタ「アルファード」は“高級感”で人気爆上げ! ヴェルファイア縮小を惜しむ声も
初代アルファードは2002年5月に発売。当時は「アルファードG」と「アルファードV」というふたつのモデルが展開されており、Gはトヨペット店、Vはトヨタビスタ店(現ネッツ店)で販売されました。
2008年に2代目へとフルモデルチェンジしましたが、アルファードGはアルファード、アルファードVは姉妹車「ヴェルファイア」(初代)と枝分かれしています。

アルファードは法人顧客も多いトヨペット店で販売されることからフロントマスクは落ち着いたデザインでしたが、ヴェルファイアはネッツ店のユーザーが比較的若い層が多いため、アクティブで存在感のある形状として人気を得ました。
現行アルファードは2015年に登場した3代目、ヴェルファイアは2代目です。基本設計は共通で、それぞれの個性を表現したデザインを付与。
洗練された上質さを持つアルファードに対し、ヴェルファイアは先進性や力強さがあるデザインを特徴としています。
この時点では、アルファードよりもヴェルファイアの販売台数が多かったのですが、流れが変わったのは2017年のマイナーチェンジです。
アルファードは縦方向に強調されたメッキグリルが採用し、よる押し出し感の強いスタイルへ変更。
さらなる高級感を身につけたことや、芸能人や政治家、VIPなどがアルファードに乗っている映像がテレビなどで流れることがアルファードのイメージアップにつながりました。
そして、2020年5月から全店舗で全車種を販売する体制に移行したことで、どの店舗でもアルファードが購入できるようになったことも影響し、いまではアルファードの販売台数がヴェルファイアの7倍にまで激増しています。
ここまで大きな差がついてしまうとヴェルファイアの縮小は仕方がないことかもしれません。今後アルヴェルがどのような展開になるのか注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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