全長3m以下の「GT-R」爆誕! なぜトヨタ「iQ」をベースに? 小さな存在感が凄いカスタム仕様とは
iQのGT-R化はなぜ誕生した? きっかけは「ウケ狙い」
なぜヴェイルサイドは、小さなiQのボディキットを製作しようと考えたのでしょうか。
デザインを手がけたヴェイルサイドの横幕宏尚代表に聞きました。
――iQ-Rをなぜ製作しようと思われましたか?
ルームミラーに映るiQの姿は特別なものではありません。真正面から見ただけではその「特異なスタイル」が分からないからです。
でも、横に並んでみると……「え? 何これ?? 短い!」と初めてiQのスタイリングに驚くでしょう。
その「驚き」を、ルームミラーに映った瞬間から作ってみたらどうだろう? ルームミラーに映るiQが史上最強のGT-Rならどんな反応を見せるかな?
おそらく「ちょっと道を譲ろうか?」という気持ちになり、譲ったGT-R(のように見えるiQ)が、横に並んだら……あれ? 何と!! 短いクルマ。ナニコレ?と、2度目のびっくり……(笑)。
そんなシーンを想像しながら作りました。前から見てびっくり、横から見てさらにびっくり……そんなクルマが街を走っていたらおもしろいのでは?という、半ば「ウケ狙い」のつもりで作ろうと思ったのがきっかけです。
――デザイン上で1番難しかった場所は?
難しいクルマではなかったのですが、前から見たイメージと真横から見たイメージのギャップをいかに印象深くするか? それが、作っていて楽しかったですね。企画から完成に至るまで約4か月でした。
――海外でも人気なのでしょうか?
iQは欧州を中心に世界中で販売されていたこともあり、意外とファンが多いみたいですね。
iQ-Rも海外でけっこうウケたようです。ビッグアメリカンが多い国でハイパワースポーツカーを所有し、セカンドカーとしてちょっとしたジョークの効いたiQ-Rを所有する……そのようなスタイルが好まれたようです。
※ ※ ※
ベースとなるiQは可愛らしいクルマですが、iQ-Rは本家GT-Rとも違う存在感です。
ルームミラー越しに目撃した際には、本当にGT-Rと勘違いしてしまうかもしれません。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
だっさ
お前のコメントがだっさ😜
お前のコメントがだっさ
オタクのコメントがだっさ
一々やかましいやっちゃな