祝 ブランド復活20周年! プレミアムコンパクト「MINI」のこれまでとこれから
BMWは2021年4月26日、英国オックスフォードとスウィンドンにある生産工場でのMINI生産が20周年を迎えたと発表した。
コンパクトセグメントにプレミアムを持ち込んだ英国ブランド
BMWは2021年4月26日、英国オックスフォードとスウィンドンにある生産工場でのMINI生産が20周年を迎えたと発表した。
MINIは2001年のはじめ、まずはボディパーツの生産がスウィンドン工場で始まった。それから少し経った2001年4月26日にオックスフォード工場の生産ラインから最初のニューMINIがロールオフされた。
それ以来、MINIは英国で500万台以上のモデルを製造してきた。オックスフォード工場だけでも現在、MINI3ドア、MINI5ドア、MINIクラブマン、電気自動車(EV)のMINIクーパーSEがすべて同じ生産ラインで製造されている。4500人以上の従業員が働いており、このチームが協力することで1日約1000台のMINIがこの地で生産されている。その数は67秒ごとに1台という計算になる。
オックスフォードとスウィンドンの工場は、生産拠点として長い伝統を持っている。スウィンドンは65年前から、オックスフォードは一世紀以上の108年にわたって自動車が製造されてきた。MINIファンの聖地としても知られ、MINIファクトリーツアーはすでに2万6000人が参加している。
MINIは今後、BMWグループのブランドとしては初めて、2030年代初頭までにすべてのモデルレンジを電気自動車(EV)にすると発表している。
現BMWグループ取締役会会長であるオリバー・ツィプセ氏は、2007年から2008年までオックスフォードのMINI工場で製造を担当した。ツィプセ氏は次のようにコメントをしている。「このような素晴らしい節目を迎えられたことをお祝いします。オックスフォードで過ごした日々は、いまでも懐かしい思い出です。MINIブランドの本拠地であり中心地であるこの工場で、魅力的で情熱的な人々と一緒に働けたことは、本当に嬉しい日々でした」
●MINIブランドと英国での製造の歴史
2001年4月26日:オックスフォード工場でMINI生産を開始
2002年:生産開始から13ヶ月でオックスフォード工場から10万台目のMINIがラインオフ
2004年:BMWグループはスウィンドン工場へ4000万ポンドの投資を発表
MINIコンバーチブルの発表
2006年;ハムズホール工場で新世代エンジンを生産開始。英国での3工場での生産トライアングルを確立
ジョン・クーパー・ワークスGPキットを搭載したMINIクーパーSを発表
2008年:新型「MINIクラブマン」発売
2010年:ブランド初の4WDモデル「MINIカントリーマン」発売
2012年:「MINIロードスター」発売
2013年:「MINIペースマン」発売
2014年:「MINI5ドア」発売
2016年:最新型「MINIコンバーチブル」発売
2017年:新型「MINIカントリーマン」発売
2019年:オックスフォード工場で1000万台目のMINIがラインオフ
フルEV「MINIクーパーSE」発表
2020年1月:MINIクーパーSEの生産開始
2020年10月:MINI新型EVのクロスオーバー導入発表 2023年以降中国でのモデル生産に焦点を当てた将来の製品計画と新戦略を発表
2021年3月:内燃エンジンを搭載したMINIブランド最後のモデルが2025年に発表されることをリリース。2030年代初頭からMINIブランドはEV専業となることを発表
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