ホンダ新型「HR-V」2021年後半発売! ヴェゼルはなぜターボ廃止? 日本と異なる販売戦略とは
ホンダは、新型「ヴェゼル」を2021年4月22日に正式発表、翌23日に発売しました。海外では「HR-V」としても展開されるグローバルモデルですが、日本と各国で異なる販売戦略とはどのようなものなのでしょうか。
日本で新型ヴェゼル発売! 新型HR-Vは欧州で2021年後半! 各国で違うヴェゼル事情とは
ホンダは、新型「ヴェゼル(海外名:HR-V)」を日本市場で2021年4月22日に発表、翌23日に発売しました。
ヴェゼル/HR-Vは、グローバル戦略としてホンダを支えるモデルですが、新型モデルはそれぞれの地域でどのような展開となるのでしょうか。
2代目となった新型モデルは、外観・内観を全面刷新。さらに、パワートレインも大幅に向上させるなどフルモデルチェンジしたことでさらに商品力を高めました。
なお、日本ではヴェゼルという車名で展開されていますが、前述のとおり欧州や北米などでは「HR-V」という名で販売されています。
2021年4月現在、2代目へとフルモデルチェンジすることが明らかになっているのは、日本のヴェゼルを初め、欧州と北米です。
日本でのパワートレインは、新開発の1.5リッターエンジンを搭載したガソリン車と、3つの走行モードを選択出来る2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッド車の2種類を設定。
グレード展開では、ガソリン車が1グレード、ハイブリッド車が3グレードとなり、ホンダは「電動化が進むなかで、新型ヴェゼルはその入り口にあるモデルとしてハイブリッド車(e:HEV)を中心として販売をおこなっていく」とコメントしています。
また、2013年12月に日本で先代ヴェゼルが発売され、6年目となったタイミングでターボ車を新たに設定。
開発担当者によれば「先代ヴェゼルの走りにおいて、当時のパッケージ的にターボ車が完成系」という自信作だったようです。
しかし、前述の新型でのグレード展開ではターボ車の設定はありません。ターボ車が設定されない理由について、前出の開発担当者は次のように話しています。
「先代ヴェゼルでも発売当初は1.5リッターのガソリン車とハイブリッド車の設定でした。
これは、パワートレインは色々な戦略的で決まっていくのもあったのですが、途中の段階でもう少しパワーに余裕のあるかつロングツーリングが快適な仕様として1.5リッターターボ車が追加されました。
新型ヴェゼルではe:HEVがメインとなることもあり、まずはここを集中して訴求したいと考えています。
また、昨今の環境意識や電動化の流れなども考慮しなければいけません。
しかし、ホンダはターボ車のパワーユニットを持ってはいるので、タイミングと市場動向、お客さまのニーズなどを判断したうえでいつでも投入出来る準備は出来ています」
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このように、昨今の環境性能や燃費規制といった要素などにより、フルモデルチェンジ直後においては、ターボ車の設定は無いようです。
しかし、年々環境面の規制は強化されていることもあり、今後新型ヴェゼルにターボ車が設定されるのかは、未知数といえます。
なお、新型ヴェゼルは2021年3月中旬から先行受注を開始しており、4月19日時点で約1万7000台を受注するなど好調な販売を見せており、正式発売以降にはさらなる販売台数が見込めそうです。
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