スバル新型「レヴォーグ」は走りと燃費を両立!? 新エンジンの実燃費を徹底調査

2020年10月にフルモデルチェンジしたスバル新型「レヴォーグ」は、新開発の1.8リッター水平対向ターボエンジンを搭載しました。新型レヴォーグの実燃費を調査すべく、高速道路やワインディング、一般道で走行テストをおこないました。

どんなシーンでも余裕の走り! 大型ディスプレイの使い勝手に難あり!?

●ワインディング路

走行距離:42.4km
実燃費:13.7km/L

 ワインディング路は、小田原西インターを降りてターンパイクを駆け上り、箱根新道を経由して一気に下るというコースです。

 箱根の山ということでかなりの急こう配を駆け上ることになるわけですが、ここでも低回転域から最大トルクを発生してくれるおかげでアクセルを大きく踏み込むことなくスルスルと加速してくれ、まさにGTマシンといったところでしょう。

スバル新型「レヴォーグ」
スバル新型「レヴォーグ」

 また峠道でのハンドリングも、スバルグローバルプラットフォームとシンメトリカルAWDのおかげで安定感があり軽快な走行フィールを実現しており、走りの面でも高いレベルに達していることを再確認することができました。

 気になる燃費は42.4kmを走破して13.7km/Lというもの。箱根の山を駆け上ったことを考えれば充分優秀な数値といえるでしょう。

●一般道

走行距離:51.7km
実燃費:13.1km/L

 一般道は、国道134号から国道246号を経由して横浜市内まで走行します。交通量の多い国道246号線を走るため、燃費テストには少々厳しいシチュエーションとなるため、カタログ燃費の10.0km/Lを下回ることも覚悟しましたが、結果は13.1km/Lと予想以上の好記録となりました。

 ワインディングではスポーティな印象だった足回りも、街中で硬い印象を覚えることもなく、静粛性も含めて非常に快適。

 ただ、ブレーキホールド機能(スバルではオートビークルホールド・AVHと呼称)を使おうとすると、わざわざセンターインフォメーションディスプレイから機能をオンにしなければなりませんでした。

 通常、多くの車種は物理スイッチが用意されているのですぐにオンにできるのですが、ディスプレイからの操作だと複数のステップが必要になり、しかもエンジンを切るとオフになってしまう仕様が煩わしいというのが正直なところです。

※ ※ ※

 今回は新型レヴォーグの燃費性能をチェックしましたが、新開発の1.8リッターターボエンジンは、1.6リッター並みの燃費性能と2リッター並みの動力性能を持ち合わせていることを実感することができました。レギュラーガソリン仕様という点でも、経済的だといえるでしょう。

 また、スバルが推し進める「すべては安全と愉しさのために」というスローガン通りのクルマに仕上がっており、荷物をたくさん積みこんで遠くの目的地まで向かうといったアクティブな使い方をしたいユーザーにはピッタリのクルマに仕上がっていると感じました。

 ただ、その一方でセンターインフォメーションディスプレイを介した操作など、ユーティリティ面でやや使い勝手の悪さを感じる点があったのも事実。

 とはいえ、この辺りは年次改良でアップデートしてくれるでしょうから、そこまで問題視するほどでもないのかもしれません。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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