ベントレー新型「ベンテイガ」の推奨ドライブモードをお教えします

ベンテイガは、スポーツカー的にもショーファードリブン的にも使える

 ならば新型ベンテイガの注目の走りはどうか。このベンテイガにも例によって標準モードともいえる「B」や「コンフォート」に加えて「スポーツ」といったドライブモードが備わるが、まずはBモードを選択してドライブをスタートする。

テールゲートパネルに新しくデザインされた楕円形のテールライトが配置され、ひとめで現行モデルであることが分かる
テールゲートパネルに新しくデザインされた楕円形のテールライトが配置され、ひとめで現行モデルであることが分かる

 第一印象は、想像していた以上にシャシセッティングがスポーティな感覚を生み出していたことにあった。

 ステアリングの動きも正確で、かつかなりクイックなセッティングに感じるから、全体的な動きとしてはSUVというよりもスポーツカーのそれに近い。

 今回は残念ながら本格的なワインディングロードまで足を延ばすことはできなかったが、このシャシセッティングならば、安心感のあるコーナリングを感じさせてくれるはずだ。

 ラゲッジルームに荷物を積み込み、家族で旅行に出かけるようなシーンでは、コンフォートモードがさらに快適な移動空間を作り上げてくれる。Bモードで感じた路面からの微小な振動は綺麗に消え去り、まさにフラットの極みともいうべき乗り心地で移動を楽しむことができるからだ。

 もちろんコンフォートモードを選択しても、V型8気筒エンジンが発揮する550psのパワーが絞り込まれるわけではないので、自らシフトするまでもなく、アクセルペダルを踏み込めば、組み合わされる8速ATが瞬時に加速体勢を整えてくれる。ここからの加速は、さすがに500ps級のエンジンといった印象だ。

 2015年に初代ベンテイガを発表した時、ベントレーは何の躊躇もなく「SUVのハイエンドを再定義する」と宣言してみせた。それから7年、さらなるマイナーチェンジを受け、より魅力的な存在となった新型ベンテイガ。どうやらその言葉には誤りはなかったようである。

●BENTLEY BENTAYGA V8
ベントレー・ベンテイガV8
・車両価格(消費税込):2185万7000円
・全長:5125mm
・全幅:1995mm
・全高:1755mm
・ホイールベース:2995mm
・車両重量:2440−2530kg
・エンジン形式:V型8気筒ツインターボ
・排気量:3996cc
・エンジン配置:フロント縦置き
・駆動方式:4輪駆動
・変速機:8速AT
・最高出力:550ps/5750−6000rpm
・最大トルク:770Nm/2000−4500rpm
・0-100km/h:4.5秒
・最高速度:290km/h
・ラゲッジ容量(5シーター):484L
・燃料タンク容量:85L
・サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)Φ400mmベンチレーテッド・ディスク、(後)Φ380mmベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:(前)285/40R22、(後)285/40R22

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