ホンダ新型「シビック」先行公開! 「1番運転が楽しい」11代目モデルはどう進化? 米国で登場
ホンダの北米法人が11代目となる新型シビック(セダン)を2021年4月14日に先行公開しました。デザインが刷新され、どんな特徴を持つクルマになっているのでしょうか。
1972年に早くも輸出がはじまった「シビック」の歴史
ホンダのアメリカ法人は、2021年4月14日に11代目となる新型「シビック」の画像を先行公開しました。公開されたのはセダンタイプのみで、4月28日に詳細が公開されます。まず北米で公開された新型シビックですが、どんな特徴があるのでしょうか。
今回の画像は、カナダのアリストンにある工場での量産開始に向けた準備が整ったことを受け、公開されたものになります。
11代目となるシビックはホンダの4輪車のなかでもっとも長い歴史を持つモデルで、1972年7月に初代モデルが日本で発売されました。
その後、同年11月には早くも北米および香港向けモデルの輸出を開始。日本のみならず、北米においても長い歴史を刻んでいるモデルとなります。
なお、初代シビックは、当時アメリカで施行された非常に厳しい排ガス規制のマスキー法を世界で初めてクリアしたCVCCエンジンを搭載していたことでも知られています。
初代モデルの登場から約50年の時を経て先行公開された11代目の新型シビックですが、ホンダのアメリカ法人は「シビックの歴史のなかでもっとも運転が楽しく、技術的にも進化したモデル」であると説明。
11代目新型シビックの開発に携わったデザイナーとエンジニアは、次のようにコメントしています。
「これまでのシビックが持つ、時代を超越したデザインと人間重視の価値観に触発され、『メカニズムに必要なスペースを最小限に抑えて、乗員のための室内空間を最大化する』という、ホンダの人間中心の設計思想(M・M思想)を優先しました。
これは、ドライバーが安全にクルマを楽しむためのスペックを向上させることを目的としています。
その結果、外装はよりスポーティに、内装はスポーティかつシンプルなデザインに刷新され、すっきりとしてかつ人間工学的に優れた設計、優れた視認性といったシビックの本質的な価値を進化させました」
※ ※ ※
ホンダのアメリカ法人は2020年11月18日にプロトタイプ版の11代目新型シビックを公開していますが、このとき新型シビックに搭載される装備として、9インチタッチディスプレイや最新タイプの「ホンダセンシング」などを挙げています。
新型シビックは2021年4月28日に開催されるオンラインイベントで正式発表され、セダンが夏に北米で発売されます。数か月遅れた後、ハッチバックも北米で登場する予定です。
それではここでクイズです。
アメリカだけでなく日本でも歴代モデルが評価されているシビックですが、その年にもっとも優秀なクルマを選定する「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を複数回獲得しています。果たして、何回獲得しているでしょうか。
【1】2回
【2】3回
【3】4回
【4】5回
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正解は【3】の「4回」です。
1回目の受賞は第4回の日本カー・オブ・ザ・イヤー(1983-1984)で、3代目シビック(ワンダーシビック)が姉妹車のバラードとともに受賞。
その後、第12回(1991-1992)で5代目シビック(スポーツシビック)、第16回(1995-1996)で6代目シビック(ミラクルシビック)、そして第21回(2000-2001)で7代目シビック(スマートシビック)が3世代連続で受賞しています。
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