日本未発売のスバル「アウトバック」を目撃!? 水平対向6気筒のFRO車両とは?

国内最高峰のモータースポーツ「スーパーGT」でレスキュー車両として活躍しているスバル「アウトバック」は日本未発売のスペシャルモデルだといいます。一体どのようなところが特別なのでしょうか。

見た目は普通のアウトバックでも中身が違う!

 国内最高峰のモータースポーツ「スーパーGT」。2020年シーズンは新型コロナの影響で開催スケジュールの変更を余儀なくされましたが、2021年シーズンは4月10日・11日に岡山国際サーキットでおこなわれた「2021 AUTOBACS SUPER GT Round1 たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」を皮切りに、全8戦が開催される予定です。

3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載したスバル「アウトバック」のFRO車両(画像:SUPER GT SQUARE)
3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載したスバル「アウトバック」のFRO車両(画像:SUPER GT SQUARE)

 スーパーGTでは、トヨタ「スープラ」、日産「GT-R」、ホンダ「NSX」の3メーカー3車種が参戦する「GT500」と、国内外の多種多様な市販車をベースとするマシンが参戦する「GT300」というふたつのクラスが混走して白熱したバトルを繰り広げます。

 モータースポーツではレースに参加するマシンがもちろん主役なのですが、そんな主役たちを陰で支える「FRO車両」が存在しています。

 FROは「ファースト・レスキュー・オペレーション」の略で、レース中にトラブルが起きた際に、コースオフィシャル(レースの実運営者)では対処できない事象に対応するためのレスキューチームのことです。

 トラブルが起きた車両をコース外へ撤去する作業や初期消火、ドライバーの救助などをおこない、チームのメンバーには、ドライバーとドクター、そしてファイヤー&レスキューの専門家が含まれます。

 FROに用いられる車両は、現場まで素早く移動できる「走行性能」、救命救急や初期消火をおこなうための機材を備えることが可能な「積載性」、車両をけん引する「機動性」といった総合的な性能が求められています。

 スーパーGTでは、FRO車両がすべてのレースに帯同していますが、なかでもスバル「レガシィ アウトバック」のFRO車両は、ステッカーなどを除けば見た目は市販モデルとそれほど変わりません。

 しかし決定的な違いがあるといいますが、それは一体何なのでしょうか。

 アウトバック FROは5代目モデルをベースとしています。日本での市販モデルは2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載していましたが、アウトバックのFROは日本未発売の3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。これはオーストラリア仕様だといいます。

 前述のように、FRO車両には機動力が求められることから、よりパワフルな3.6リッターエンジンを搭載。足回りも変更されて、サーキットでの走行に耐えうる仕様となっているのです。

 日本でも先代となる4代目アウトバックには、2.5リッター水平対向4気筒エンジンと3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載したモデルがラインナップされていましたが、5代目になり2.5リッター水平対向4気筒エンジンに統一。

 2021年には6代目モデルへとフルモデルチェンジするとウワサされていますが、こちらは新型「レヴォーグ」と同じ1.8リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載するのではないかといわれています。

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 アウトバック以外のFRO車両として、スーパーGTではトヨタ「ランドクルーザープラド」や日産「パトロールNISMO」(日本未発売)といったSUVが採用されています。

 FRO車両はクラッシュした車両を救出するときにエスケープゾーンに立ち入ることがあるため、最低地上高が高い車両が選ばれているのです。

 なお、FRO車両はレース車両が走行している状況下でコース内に進入するため、混走状態のなかで迅速に事故現場に行かなければならないことから、ドライバーは豊富な経験を持つレーシングドライバーが担当しています。

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