トヨタ「カローラ」併売いつまで続く? アクシオ&フィールダーの現状はいかに

アクシオとフィールダーの未来はそう長くない?

 実状として「あまり売れていない」ということが分かったカローラアクシオとカローラフィールダー。

 ビジネスユーザー向けにラインナップされているとはいえ、ビジネスバンとして圧倒的なシェアを誇る「プロボックス」がトヨタ内に存在することを考えると、この2台の未来はそう長くないかもしれません。

 近年のトヨタは、国内ラインナップの整理を図っています。2019年には「マークX」、「エスティマ」、2020年には「タンク」、「ポルテ/スペイド」、そして2021年4月時点では「プレミオ/アリオン」、「プリウスα」が生産終了となっています(ランドクルーザーは次期型が登場予定のため除外)。

現在も併売されている11代目となる先代「カローラフィールダー」
現在も併売されている11代目となる先代「カローラフィールダー」

 カローラアクシオとカローラフィールダーには、衝突被害軽減ブレーキやオートマチックハイビームといった、先進安全装備も備わっていますが、トヨタの主要車種と比べるとその内容は必要最低限という印象です。

 今後、新たに搭載が義務付けられる安全装備が増えたりした場合、この2台がそれに適合する改良をおこなうという可能性はコスト面などを考慮すると低いかもしれません。

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Writer: 西川昇吾

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

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