スバル新型「BRZ」は9年ぶり全面刷新でどう変化? 令和のスポーツカーにふさわしい進化とは

BRZとしてはじめて搭載される安全装備とは?

 新型BRZに搭載されるエンジンは、2.4リッター水平対向4気筒エンジンです。最高出力は235馬力、最大トルクは250Nmを発揮します。

 一方、初代BRZに搭載されるエンジンは2リッター水平対向4気筒エンジン。最高出力207馬力・最大トルク212Nm(ともに6速MT車)と比べて、新型BRZは動力性能が向上。0-100km/L加速は7.4秒から6.3秒に短縮されています。

 エンジンにトヨタの直噴技術「D-4S」が用いられている点や、トランスミッションに6速MTあるいは6速ATが組み合わされる点は、初代BRZと変わりません。

 なお新型BRZでは、次世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」の開発から得たノウハウを取り入れ、さらにインナーフレーム構造や構造用接着剤などの採用によりボディを再構築。

 初代BRZに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上しているほか、ボディ外板にアルミを積極的に取り入れることで低重心化を実現しています。

スバル新型「BRZ」(AT車に搭載されるアイサイト)
スバル新型「BRZ」(AT車に搭載されるアイサイト)

 最後に新型BRZに搭載される運転支援システムについて見ると、スバルの安全運転支援システム「アイサイト」がBRZとして初めて搭載されます。

 対象はAT車のみとなるものの、全車速追従機能付クルーズコントロールやプリクラッシュブレーキやなどの各種安全装備が、安全快適なドライブをサポートします。

 なお、ほかのスバル車でアイサイトを搭載するモデルは、全車が電動パーキングブレーキを採用しています。

 新型BRZは、初代モデルと同様に、AT/MTともに手引き式のサイドブレーキを採用していることから、AT車のアイサイトの機能が限定される可能性もあるようです。

 また、高張力鋼板の採用拡大によるボディ強化や、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムの強化によって、衝突安全性能も向上しました。

※ ※ ※

 共同開発されたトヨタの新型86は2021年秋の発売を予定しているということで、新型BRZの方が一足はやく発売されることになります。

 2021年4月時点で価格や一部の諸元が公開されていないことから、2021年夏の発売時にどんな仕様で新型BRZが登場するのか、いまから注目です。

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2件のコメント

  1. まだ、生で見てないので写真だけの判断ですが…
    数値以上に大きく感じる…
    初代の方が、シャープな感じ。

  2. 個人的にはグラスコックピットたきらいだな。
    重要な部分は機械的に作動する方が信用できる。

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