2020年度輸入車ナンバーワンは5年連続ミニ! ベスト20のうち半分をSUVが占める
日本自動車輸入組合(JAIA)は2021年4月6日、2020年度(2020年4月から2021年3月)における外国メーカー車の輸入車新規登録台数、および外国メーカー車モデル別トップ20を発表した。
2020年度の輸入車市場は前年度比マイナス12.5%
日本自動車輸入組合(JAIA)は2021年4月6日、2020年度(2020年4月から2021年3月)における外国メーカー車の輸入車新規登録台数、および外国メーカー車モデル別トップ20を発表した。
外国メーカー車の輸入車新規登録台数は25万5518台となり、前年度(29万2109台)と比較すると87.5%となった。
輸入車ナンバーワンブランドはメルセデス・ベンツで5万5609台。前年度の6万4569台と比較すると86.1%だった。
2位はBMWの3万9531台(前年度比82.3%)、3位はVWで3万2214台(同70.7%)、4位はアウディで2万2912台(同91.0%)、5位はBMW MINIで2万839台(同93.6%)となった。ベスト5に入ったのはすべてドイツブランドだったが、すべてが前年度比マイナスになってしまった。
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2020年度の外国メーカー車モデル別新車登録台数で1位になったのはBMWミニで、2万837台だった。これは5年連続で輸入車ナンバーワンということになる。
ベスト10は以下のとおり。
1位:BMWミニ「ミニ」 2万837台
2位:メルセデス・ベンツ「Aクラス」 8723台
3位:VW「T-Cross」 8641台
4位:BMW「3シリーズ」 8194台
5位:ボルボ「60シリーズ」 7376台
6位:VW「ゴルフ」 6984台
7位:VW「ポロ」 6970台
8位:ボルボ「40シリーズ」 6424台
9位:ジープ「ラングラー」 6221台
10位:メルセデス・ベンツ「Cクラス」 6170台
ミニは2位に大差をつけ、5年度連続の輸入車ナンバーワンに輝いた。ただし台数は前年度の2万2255台に対してマイナス7%となっている。ちなみにBMWミニの登録台数は「ミニ3ドア」「ミニ5ドア」「ミニ・クラブマン」「ミニ・クロスオーバー」「ミニ・コンバーチブル」の合算になる。
メルセデスAクラスは初の2位となった。ただし前年度の台数が1万2946台だったため、前年度比はマイナス33%、4223台も数字を落としたことになる。
3位に入ったVW T-Crossは2019年11月に日本上陸したニューカマー。今回初のベスト3入りとなった。
同じVWで6位になったゴルフは、前年度は2位。モデル末期ということもあり、前年度の1万8416台から1万台以上も登録台数を減らしている。前年度比はマイナス62%だ。
2020年度の外国メーカー車モデル別新車登録台数ベスト20を見ると、SUVの人気が年々向上していることがわかる。
3位のVW T-Cross、9位のジープ ラングラーだけでなく、13位にメルセデス・ベンツ「GLB」(5197台)、16位にVW「T-Roc」(4819台)、17位にメルセデス・ベンツ「Gクラス」(4559台)、18位にメルセデス・ベンツ「GLC」(4129台)、19位にメルセデス・ベンツ「GLA」(4129台)、20位にジープ「レネゲード」(4029台)が入っている。
5位のボルボ60シリーズ、8位のボルボ40シリーズも、SUVの「XC60」「XC40」が主力モデルだということを考えれば、ベスト20のうち半分の10モデルがSUVになる。SUV人気は今後も続いていきそうだ。
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