2021年に日本再参入するオペル 導入決定した戦略モデル「コルサ」とは

サイズ的には「マツダ2」や「アクア」とライバルのコンパクトカー

 現行型コルサは、全長4060mm×全幅1765mm×全高1435mm、ホイールベース2538mmのBセグメント5ドアハッチバックだ。サイズ的にはトヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」よりも若干大きく、トヨタ「アクア」(全長4050mm)、マツダ「マツダ2」(全長4065mm)のライバルとなる。

オペル・コルサには電気自動車(EV)「コルサe」も存在。こちらも日本に導入される予定だ
オペル・コルサには電気自動車(EV)「コルサe」も存在。こちらも日本に導入される予定だ

 欧州では2019年11月にフルモデルチェンジ。スペインのサラゴサ工場では、すでに30万台の現行型コルサが生産されたという。

 アダプティブクルーズコントロールやフロントカメラによる交通標識認識、5km/hから85km/hでアクティブになる歩行者および自転車検知機能を備えた自動被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、サイドブラインドスポットアラート、180度カメラなどの先進運転支援システム(ADAS)が搭載され、さらにセグメントとして初のLEDマトリクスヘッドライトを装着している。

 オペルのラインナップのなかで最小モデルとなるコルサは、ドイツでは2020年の小型車セグメントでもっとも販売されたモデルになり、英国ではすべてのセグメントのなかでナンバーワンになった。2021年もその勢いが続いているという。

 欧州以外でも需要が高く、2020年の売上高は前年比でおよそ3倍に伸びている。中東/アフリカ、ラテンアメリカおよびアジア太平洋地域では2021年の最初の2か月ですでに2倍以上になった。

 またフルEVの「コルサe」も欧州市場では人気だという。50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、WLTPモードで337kmの一充電航続可能距離を誇るコルサeは、2020年にもっとも人気のある小型車として「ゴールデンステアリングホイール賞」を受賞している。

 この電動化モデルも日本導入がアナウンスされている。コルサの欧州での価格は1万3990ユーロ(約172万円)から。コルサeは2万9900ユーロ(約390万円)となっている。欧州での販売価格を見ると、日本車と遜色ないレベル。

 ドイツのプレミアムブランドとは異なる価格帯で、日本に再参入することは間違いないだろう。車両価格的には国産車とも十分に競合できるものになりそうだ。

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1件のコメント

  1. インプレッサとカローラの混血か?
    しかしコルサとはTOYOTAのコルサと被るな

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