後世に影響を与えた初代がスゴい! 偉業を成し遂げた車3選
世界的なムーブメントを巻き起こしたクルマとは?
●ユーノス「ロードスター」

1960年代にはホンダ「Sシリーズ」や、ダットサン「フェアレディ」、ダイハツ「コンパーノスパイダー」など、国内でも比較的多くの乗用オープンカーが存在していました。
しかし、1970年代には次々と姿を消し、1980年代にホンダ「シティカブリオレ」などわずかに復活しましたが、スポーティなオープンカーは消滅。
これは海外でも同様で、英国のMGやロータス、トライアンフなどが販売していたコンパクトなオープンカーも、1980年代初頭には激減してしまいました。
そんな状況のなか、1989年にマツダが展開していた5つのブランドのひとつであるユーノスから初代「ロードスター」が発売されました。
ロードスターはオープン2シーターという趣味性が強いモデルながら、安価な価格と軽快な走りによって、手軽に乗れるスポーツカーとして異例のヒットを記録。
また、オープンカー大国であるアメリカでも大ヒットを記録するなど、世界的にロードスターは受け入れられました。
ロードスターの成功を目の当たりにした世界中のメーカーは、同様なコンセプトのオープンカーを開発し、一大ムーブメントに発展したほどです。
もしロードスターがヒットしていなければ、ポルシェ「ボクスター」やBMW「Z3」、メルセデス・ベンツ「SLK」も誕生していなかったことでしょう。
※ ※ ※
今回紹介した3台以外にも、後世に大きな影響を与えた国産車はまだまだあります。
代表的なところではトヨタ初代「プリウス」、初代「セルシオ」、ホンダ初代「NSX」などが挙げられ、どれも名車と呼ぶにふさわしいクルマです。
そのDNAは今も受け継がれていますが、今後これほどの影響力があるクルマは誕生するのでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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