鬼滅超えの勢い!シン・エヴァ劇場版にスズキ車が登場? 劇中車に採用された意図を考察
2021年3月8日に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ですが、劇中にスズキの名車が登場するといいます。その名車とはどのようなクルマなのでしょうか。軽微なネタバレを含みますので、見ても問題ない人は御覧ください。
なぜシン・エヴァにスズキ「ジムニー」が登場?(軽微なネタバレを含みます)
公開前から常に注目を浴び、公開後は7日で219万4533人が劇場に足を運んだ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
TV版が放映開始された1995年から数えると、四半世紀をかけて壮大なストーリーが完結を迎えることになります。
実際に鑑賞すると、ファンにとってはまさに集大成といえる素晴らしい作品に仕上がっていますが、劇中には庵野秀明監督やスタッフの思いの顕れともいえるさまざまなアイコンが登場します。
そのひとつが、スズキ「ジムニー」です。それがそんな役割をしているかは観るまでのお楽しみにしていただくとして、今回は作中に登場した二代目「ジムニー(SJ30型)」に触れてみたいと思います。
ジムニーは先日退任発表したばかりの鈴木修元会長が、ホープ自動車「ホープスター(ON型4WD)」の製造権を買い取り、このアイデアをベースに独自開発したモデルです。
初代LJ10型は1970年に発売されましたが、当初はジープを小型化したようなクルマです。
現在見ると、キュートなイメージもありますが、全体的にはミリタリーテイストが漂うモデルでした。
それを一新したのが、1981年に登場した2代目のSJ30型です。男性だけでなく、女性をも取り込むことを意識したデザインは、まさに自動車業界のエポックメイキングでした。
悪路走破性のみならず、舗装路での性能も両立させ、四輪駆動車に初めて快適性が付加されたのです。
SJ30型のコンセプトやデザインは、その後に登場するオフロード4WDに少なからぬ影響を与えました。大ヒットを記録した初代パジェロも、どこかSJ30型に似た香りがします。
TVへの露出が一気に増えたのも、このSJ30型からでした。金髪の外国人女性が、髪をなびかせながら砂漠を疾走するCMは、多くの人に強烈な印象を与えたことでしょう。
また特撮物のドラマに使われました。とくに「宇宙刑事ギャバン」の愛車として真っ赤なSJ30型が使われたことを、覚えている人も多いのではないでしょうか。
その後も多くのヒーローものに登場しており、そのオマージュもあって、今回の映画に登場させたのではないでしょうか。
我が家には父の所有したSJ30や、私が学生の頃バイトで買った中古のJA51がありました。ところで、某宇宙刑事さんの活動に使われたのはSJ40では?
アピオ所有の車の写真を使っておいて、他のショップだったら失礼だよね。
某ショップと隠す意味が分からん。