レア物発見!! 独創的なエアロで有名なシュトロゼックにポルシェ「911」があった

好みが分かれるシュトロゼックの価値とは

 シュトロゼックが手がけた911カブリオレは、エアロダイナミクスをさらに向上させるための滑らかなインテークを持つフロントスポイラーや、その上部のドライビングランプが特徴的だ。

 リアには大型のエアインテークとリアウイングが装着され、ラグジュアリーなカブリオレに、スポーティな雰囲気を演出しているのが分かる。

●1996 ポルシェ「911 カレラ カブリオレ・シュトロゼック

ヴィットリオ・シュトロゼックのエアロダイナミクスへの深い造詣が伺えるエアインテークと一体となったリアウイング(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
ヴィットリオ・シュトロゼックのエアロダイナミクスへの深い造詣が伺えるエアインテークと一体となったリアウイング(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 リアに搭載されるエンジンに関しては、RMサザビーズ側から詳しい情報は入ってきていないが、シュトロゼックのコンセプトとして、過激なチューニングは施されないのが通常のパターンである。

 最後の空冷エンジンモデルである993型911という価値も、このカレラ・カブリオレにはあるのは確かだ。組み合わされるミッションは6速MT。これもまた価値は高い。

 インテリアのコンディションも抜群だ。

 オドメーターには1万3803マイル(約2万2000km)という数字が刻まれているのみで、ソフトトップの状態を含め、新車から25年を経過したモデルである痕跡を見出すことはできない。

 RMサザビーズは、このシュトロゼック911カレラ・カブリオレに5万−7万5000ユーロ(邦貨換算約650万−980万円)のエスティメート(予想落札価格)を掲げている。

 はたしてシュトロゼックという名前は、オークション・シーンではどれほどの評価を受けるのだろうか。

【画像】独創的なエアロパーツ! シュトロゼックのポルシェとは(20枚)

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