ホンダ新型「ヴェゼル」は兄貴分「CR-V」を上回れるか? 全面刷新で生まれた長所とは

ホンダが2021年4月に発売予定としている新型「ヴェゼル」ですが、兄貴分的な存在として同社のミドルサイズSUV「CR-V」が存在します。両車にはどのような違いがあるのでしょうか。

新型ヴェゼルとCR-Vの違いは?

 ホンダが2021年4月に発売予定としている新型「ヴェゼル」は、日本市場における同社のSUVのエントリーモデルとして、8年ぶりの全面刷新を受けて登場するモデルです。

 日本市場において、ホンダはヴェゼルのほかに「CR-V」をラインナップしていますが、ボディサイズのほかに両車にはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を比べつつ検証します。

新型「ヴェゼル」(用品装着車)
新型「ヴェゼル」(用品装着車)

 まだ発売前となる新型ヴェゼルは、ボディサイズをはじめとした詳細なスペックは公開されていません。

 ただし、ホンダは新型ヴェゼルについてコンパクトなボディサイズはそのままだと説明していることから、現行モデル(全長4330-4340mm×全幅1770-1790mm×全高1605mm)と変わらないサイズ感になると予想されます。

 一方CR-Vのボディサイズは全長4605mm×全幅1855mm×全高1680-1690mmで、ヴェゼルよりもふたまわりほど大きいといえるでしょう。

 新型ヴェゼルの外観は、グランドコンセプトである「AMP UP YOUR LIFE」(日々の生活の楽しさを増幅させる)を表現する、SUVらしい力強さにクリーンさを加えたデザインを採用。

 フロントグリルはボディ同色で横方向に細長いスリットが刻まれた デザインを採用。大きなメッキ加飾が特徴的な現行モデルとは大きく異なるデザインとしています。

 しかしリアドアハンドルを隠したデザインは継承されており、クーペSUVらしさを強調したのが特徴といえるでしょう。

 一方CR-Vのフロントフェイスは、ホンダエンブレムの周囲に大きなメッキ加飾があるデザインで、どちらかというと現行型ヴェゼルとの共通点が感じられます。

 ボディカラーは新型ヴェゼルがモノトーン6色、ツートーン5パターン(PLaYグレードのみ)があるのに対し、CR-Vはモノトーンのみの全6色です。

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