新型SUV「アティバ」爆誕!ダイハツ「ロッキー」と激似!? 突如登場した新SUVとの違いは?

ダイハツのコンパクトSUVとして人気が高い「ロッキー」ですが、同社をベースとした新型「アティバ」がマレーシアで発売されました。DNGAを搭載するモデルが初めて海外で展開されることになりましたが、ロッキーと新型アティバの違いを検証してみます。

ロッキーをベースにした新型「アティバ」とは?

 昨今人気のコンパクトSUVですが、そのなかでも全長4mを切るモデルであるトヨタ「ライズ」とダイハツ「ロッキー」が売れ筋モデルとなっています。

 2019年11月に発売されたライズ、ロッキーですが、とくにライズは月間販売ランキングで常に上位に入るほどの大ヒットモデルとなりました。

左:ダイハツ「ロッキー」/右:ダイハツ(プロドゥア)「アティバ」
左:ダイハツ「ロッキー」/右:ダイハツ(プロドゥア)「アティバ」

 じつはライズは、新型ライズは、軽自動車の開発を得意とするダイハツが開発をおこない、トヨタへOEM供給するクルマです。

 近年のダイハツは、「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」を取り入れた新世代のクルマ作りをおこなっており、国内では2019年7月の「タント」、同年11月のライズ&ロッキー、2020年6月の「タフト」でDNGAが採用されました。

 そして今回、海外で初となるDNGAを採用したモデルが誕生。ダイハツとプロドゥアが共同で開発したコンパクトSUVとして新型「アティバ」がマレーシアで発売されました。

 新型アティバはロッキーをベースとしていますが、両車の違いはどこにあるのか比較してみます。

 まず両車で異なるのがボディサイズです。新型アティバは全長4065mm×全幅1710mm×全高1635mm、ロッキーは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmと、アティバのほうが全長70mm、全幅15mm、全高15mm大きく設定されました。

 日本では、5ナンバーと3ナンバーの区分があり、排気量が2リッター超、全長4700mm超、全幅1700mm超、全高2000mm超のどれかひとつでも該当すると3ナンバーになります。

 これに当てはめると、全幅1695mmのロッキーは5ナンバー、全幅が1710mmの新型アティバは3ナンバーということになりますが、両車ともにコンパクトで取り回しがしやすいサイズで、小回り性能にも優れている点は変わりません。

 新型アティバとロッキーは、デザインにおいても違いがみられます。

 フロントフェイスは、両車とも存在感のある六角形の大型グリルを装着していることは同じですが、新型アティバのほうがやや横長になっており、ヘッドライト内側までグリル両端が延長されています。

 またグリルは、ロッキーが横基調のピアノブラックのグリルであるのに対して、新型アティバはさらにメッキ加飾が追加されるなど華やかさな印象です。

 フォグランプ部分の形状も異なるほか、新型アティバはフロント下部にシルバーのスキッドプレートが備わるなど、SUVの力強さをより感じさせるスタイルとなっています。
 
 リアのデザインは基本的には同じですが、リフレクター周りの処理の違いや、新型アティバはテールランプをつなぐガーニッシュにメッキ加飾が追加されるとともに、フロントと同様に下部にシルバーのスキッドプレートが設定されました。

 なお、車両前後に装着されるエンブレムは、ロッキーはダイハツの「D」をデザインしたものが装着される一方、新型アティバはマレーシアで販売を担当するプロドュアのエンブレムとなります。

 内装は、エアコンの操作パネルが若干異なるくらいで、ほぼ同じです。シート表皮は、新型アティバは大胆な赤いアクセントが施されたブラックレザーのシートが設定されており、ロッキーは、標準的なファブリックやファブリック×ソフトレザー調シートが用意されました。

※ ※ ※

 新型アティバの名前の由来は、Advance・Technology・Intelligent・Versatile&Adventureの頭文字を取った言葉で、同車の持つ魅力とアクティブなライフスタイルを表現したといいます。

 一方のロッキーは、英語の「岩石(Rocky)」に由来しており、岩が川を流れるにつれて洗練される(丸くなる)ように、力強さを内包しながらも洗練された印象を表現した名称としています。

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