新型SUV「アティバ」爆誕!ダイハツ「ロッキー」と激似!? 突如登場した新SUVとの違いは?
パワートレインは同じでも、駆動方式に違いが…
パワートレインについては、新型アティバ、ロッキーともに、1リッターターボエンジン+CVT(D-CVT)を搭載。1.5リッタークラスの動力性能を確保し、加速性能が向上しました。
また、DNGAにより新開発したスプリットギヤを用いた技術を採用したD-CVTは、変速比をワイドレシオ化することで燃費性能や静粛性にも貢献します。
一方、駆動方式は両車で異なります。新型アティバは2WD(FF)のみですが、ロッキーは2WD(FF)と4WDを用意しました。
ロッキーの4WDは電子制御式カップリング機構を用いた新開発の「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用。
走行状態や路面状況を検知し、ECUで前後輪に細かなトルク配分をおこなうことで、安定した走行を可能としました。
また、滑りやすい路面では後輪駆動力を高めることでスリップを抑制し安定性を向上させるとともに、滑らない路面では後輪駆動力を下げることで燃費向上に貢献します。
安全装備として、両車には衝突回避支援システム「スマートアシスト」が設定されました。なお、新型アティバでは「アドバンスドセーフティアシスト」という名称になります。
ロッキーの安全装備は、衝突回避支援ブレーキ機能やブレーキ制御付誤発進抑制機能、車線逸脱抑制制御機能、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(上級グレード)などが標準装備されます。
新型アティバの安全装備も充実しており、マレーシアに合わせた設定の衝突回避支援ブレーキ機能を標準装備。
車線逸脱抑制機能も全車標準で装着されるほか、最上級仕様グレードのみにはなるもののアダプティブクルーズコントロールも装備されます。
価格についてはどうでしょうか。新型アティバの価格は6万1500リンギットから7万2000リンギット、日本円で約162万円から約189万円と、国民車に相応しいリーズナブルな価格としました。
ロッキーの価格は170万5000円から236万7200円と、エントリーグレードについてはそれほど差がありませんが、上級グレードでは47万円ほどの違いがあります。
これは、新型アティバが現地のプロドゥア・グローバル・マニュファクチャリングで製造されることや、日本のロッキーには4WDが設定されていることなどが要因として考えられます。
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プロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第2の国民車メーカーで、2006年から2020年まで15年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得しました。
そんななか登場した新型アティバは、2021年2月19日に注文受付を開始して、これまでに約5000台を受注するなど、好発進を記録しています。
世界的に人気の高まっているSUVの新型車であるアティバを皮切りに、ダイハツはDNGA採用モデルをアセアンを中心とした新興国へ展開していく予定としています。
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