ヒットにつながった先駆者? 成功の原動力となった車3選

大ヒットしたクルマや普及した新技術には、必ずそのきっかけとなったモデルが存在します。そのクルマが成功したからこそ、後に続くモデルが誕生したといえるでしょう。そこで、成功の原動力となったクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

ある意味賭けだったかも!? 成功の礎になったクルマたち

 歴代モデルが大ヒットを繰り返しているクルマや、普及した新技術など、どれも成功のきっかけになったクルマが存在します。

 そのクルマの成功により、後に続いたといっても過言ではありません。

成功につながる原動力となったクルマたち
成功につながる原動力となったクルマたち

 そうしたクルマはたくさんあるわけでなく、数多くあるモデルのなかでもひと握りです。

 そこで、成功の原動力となったクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「Be-1」

パイクカーシリーズの第1弾として見事成功を収めた「Be-1」
パイクカーシリーズの第1弾として見事成功を収めた「Be-1」

 日産は1985年に開催された第26回東京モーターショーで、1台のネオクラシックな佇まいのコンセプトカーを出展。それが1987年に発売された、「Be-1」の原形となったモデルです。

 Be-1という車名は「B-1案」だったデザイン案の呼び名から命名され、Be動詞になぞらえて、「あなたの1台になります」というメッセージも込められたといいます。

 Be-1は初代「マーチ」のコンポーネンツを流用して開発されたモデルで、最大の特徴は内外装のデザインにありました。

 外観は「ミニ」をオマージュしたような張りのある曲面を多用したスタイルで、クラシカルさとモダンなデザインの融合が斬新です。

 内装も極めてシンプルながら安っぽい印象は無く、トレー状のインパネにはドライバーの正面に大型のスピードメーターを配置し、左に小ぶりなタコメーター、さらに空調の吹出口もすべて丸にすることで、ポップな印象となっています。

 エンジンはマーチと同じ1リッター直列4気筒SOHC自然吸気を搭載。最高出力はわずか52馬力でしたが、700kgほどの車重には十分なパワーで、そもそも飛ばして乗るようなキャラクターのクルマではありませんでした。

 Be-1は限定1万台で発売されると、台数を超える受注が殺到。購入者を抽選で決定する異例の事態となり、中古車市場では新車価格を上まわるプレミア価格で販売されるなど、社会現象にまで発展したほどです。

 また、プロモーションもユニークで、東京都港区にグッズ販売をおこなうアンテナショップの「Be-1ショップ」を開店。まさに、景気が良い時代背景を反映していたといえます。

 このBe-1の成功によって、1989年に「パオ」、1991年に「フィガロ」を発売し、同じく大ヒットを記録。この3台は後に「パイクカー」と呼ばれ、いまも高い人気を誇っています。

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●三菱初代「パジェロ」

「ジープ」並の悪路走破性ながら普段使いも考慮した初代「パジェロ」
「ジープ」並の悪路走破性ながら普段使いも考慮した初代「パジェロ」

 三菱は1956年に、軍用車から民生にスイッチした本格的なクロスカントリー4WD車である「ジープ」を発売。堅牢な車体とストロークが長い足まわりによって高い悪路走破性を誇り、プロの現場や豪雪地域の足、レジャー用として人気となります。

 しかし、ジープは快適性とは無縁のクルマで乗り心地も悪く、普段使いにはハードなモデルでした。

 そこで、三菱はジープに匹敵する悪路走破性を発揮しつつ、より乗用車に近い使い勝手の良いモデルとなる初代「パジェロ」を発売。

 1982年に登場したパジェロは当初、メタルトップとキャンバストップの商用車登録のみのラインナップでしたが、1983年には乗用車登録のワゴンと3列シート車を追加するなどバリエーションを増やし、徐々に人気を高めていきました。

 車体はクロスカントリー4WD車では定番の、頑丈なラダーフレームにボディを架装する構造で、搭載されたエンジンはさまざまなニーズに対応できるよう、2リッターのガソリンと2.3リッターのディーゼル、同ディーゼルターボを設定。

 さらに使い勝手を向上させる4速ATの追加や、トップグレードのワゴンには3リッターV型6気筒エンジンを搭載することで、幅広いユーザー層に対応しています。

 そして1991年には、悪路走破性はそのままに走行性能や快適性、安全性を向上させた2代目パジェロが登場。「RVブーム」はパジェロがけん引役となって、大ヒットを記録しました。

 初代パジェロは2代目ほどの大ヒット作ではありませんでしたが、まさにヒットの下地をつくったクルマといえます。

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コメント

1件のコメント

  1. プログレベースのオリジンやマーチベースの
    Be-1もベース車の完成度が無ければ成功は無かっただろうね、パジェロも何気に良かったのが実は初代の標準幅でシンプルなパートタイム四駆、これにあやかる形のデリカ4wD
    実はデリカも1BOX時代は良い車で幸せの黄色いハンカチのTV版に用いられたデリカのガソリン車は1800ながらパワフルな車でした。
    整備性の悪い1BOXながらタイミングベルトを二本?用いるご愛嬌な車で私も走行中にタイミングベル切れを経験した1人です。w
    マーチは近藤真彦さんを起用したサニー以来の注目のリッターカーでしたね
    オモチャのマーチじゃなくて働くマーチでした。
    三菱って実は良い車が多いんですよ、ランサーセディアなんてカローラより上質でしたしエンジンも素直でした。