スバルSUVの末っ子「XV」は四駆も本格派!? 雪道で見せた驚きの性能とは

雪道でも不安なし! XVの驚くべき四駆性能とは

 今回、改良が加えられた「XV 2.0e-S アイサイト」(e-BOXER搭載車)を連れ出して、雪道を走ってみました。スタッドレスタイヤはヨコハマ アイスガード6をチョイスしています。

 XVのボディサイズは全長4485mm×全幅1800mm×全高1550mmです。全幅は1800mmと3ナンバーサイズなので、近くで見ると大きく感じますが、全長は4500mmを切ることから扱いづらいということはありません。

スバル「XV 2.0e-S アイサイト」
スバル「XV 2.0e-S アイサイト」

 また、全高が低めであることから、シートのヒップポイントもちょうど良い高さに設定。乗り降りしやすいことと、SUVならではの視界の高さと広さもあり、とても運転しやすいと感じました。

 さらに、全高1550mmは一般的な立体駐車場にも入る高さとなり、駐車場のサイズに制限があるけどSUVの走破性も捨てがたいという人にはうってつけのモデルだといえます。

 XVの内装デザインは、新型「レヴォーグ」の未来感のあるデジタルコクピットと比べてしまうと世代を感じさせるものの、全体的には上質感があるインテリアです。

 2.0e-S アイサイトは、シートやインパネなど各所に施されたオレンジのステッチやシルバー加飾、ペダル類はアルミパッド付スポーツペダルが備わるなど、スポーティな演出も取り入れられています。

 今回、新雪が降り積もるなかでXVを走らせてみましたが、その四駆性能の高さに驚かされました。

 滑りやすい路面にもかかわらずとても安定しており、もちろん無理は禁物ですが、車両が滑りそうになるような不安定な挙動はほとんどありません。

 200mmという最低地上高も深い雪のなかでは頼もしく、ガンガン走れるのも魅力です。雪道の走行が苦手という人でもXVなら不安を感じることなく走行できると思われます。

 またXVは、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールし、悪路走破性からの脱出をアシストする「X-MODE」を装備しています。

 滑りやすい路面では「SNOW・DIRT」モード、タイヤが埋まってしまうような路面では「DEEP・MUD」といったふたつのモードが用意されており、路面の状況に応じて選択することが可能。

 一見XVはカジュアルな都会派SUVに見えるのですが、そこは四駆にこだわるスバルらしく、SUVの末っ子でも悪路走破性の高さは本物であると感じました。

 雪道以外でも、フォレスター(e-BOXER)よりも80kg前後軽量であることから、軽快な走りが楽しめるのもXVの特徴のひとつ。

 さらに、XVで人気のe-BOXERは、力が必要な発進をアシストしてくれるとともに、WLTCモード燃費は15.0km/L、実燃費も13.0km/L程度と、比較的良好なのもうれしいところです。

 一方で、アウトドアなどをする場合は荷物が多くなりがちですが、そういう点では、XVは荷室容量がもう少し多いほうが理想的だといえます。

 しかし、XVにルーフボックスなどを取り付けるのも様になるので、荷物をたくさん積みたい場合はそういった選択肢もアリなのではないでしょうか。

 安全面では、運転支援システム「アイサイト・ツーリングアシスト」が備わっており、ブレーキ制御で前進・後退時の衝突回避をサポートしたり、誤作動による飛び出しを制御したりといった「ぶつからない」をサポート。

 さらに、高速道路ではアクセル・ブレーキ・ステアリング操作をアシストして前走者に追従するとともに、車線の中央を走行する機能も備わっています。

 実際に使ってみましたが、ドライバーはハンドルを握っているだけでクルマが前走者との車間を制御して走行してくれるので、ロングドライブでも疲れにくいことを実感しました。

※ ※ ※

 スバルのクルマは雪国でのシェアが高く、また都市部に住んでいてウインタースポーツを趣味とする人もスバル車を選んでいることが多いといわれており、雪国ではスバル車がたくさん走っているのを見かけます。

 そのなかでもXVは、都会的でスタイリッシュでありながらSUVの力強さを兼ね備えており、なおかつ220万円(消費税込)からという価格設定も多くのユーザーに選ばれている理由のひとつです。

 オン/オフどちらもこなせる総合力の高さが、XVの魅力であるといえそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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