いま見てもスゴいデザインに脱帽! 初代のデザインが秀逸すぎる車5選

クルマ選びをおこなう際に、もっとも重要な要素は見た目ではないでしょうか。外観のデザインによってヒットの可否が決まることもあります。そこで、今も初代のデザインが秀逸だと評されるモデルを、5車種ピックアップして紹介します。

秀逸なデザインで、今も色褪せない魅力がある初代を振り返る

 クルマの外観は多くのユーザーにとって、ひと目見て好むか好まざるかが決まり、売れるか売れないかを左右する重要な要素です。

 クルマ選びでは、ボディサイズや性能、価格などを多角的に見ながら結論を出すのが一般的ですが、やはり見た目を重要視するのではないでしょうか。

いまも色褪せない魅力あるデザインの車たち
いまも色褪せない魅力あるデザインの車たち

 クルマのデザインは時代によってトレンドが変化し、長い歴史を刻むクルマの場合は、もはや初代の面影がまったく無いクルマも存在するほどです。

 そこで、今見ても初代のデザインが秀逸だと評されるモデルを、5車種ピックアップして紹介します。

●日産「フェアレディZ」

50年以上前に誕生したとは思えない斬新なフォルムの「フェアレディZ」
50年以上前に誕生したとは思えない斬新なフォルムの「フェアレディZ」

 日産は1969年に、世界に通用する新時代のスポーツカーとして、初代「フェアレディZ」を発売しました。

 欧州製スポーツカーに匹敵する動力性能と、スポーツカーらしさあふれるスピード感のあるスタイルを採用し、主戦場だったアメリカ市場で大ヒットを記録。

 ボディサイズはスタンダードモデルで全長4115mm×全幅1630mm×全高1290mmと、現在の水準からするとかなりコンパクトですが、各部のレイアウトを工夫することで、2シーターとしてはゆとりある室内空間を実現しています。

 外観で特徴的なのはシャープな印象のロングフロントノーズと、ルーフからテールエンドまで緩やかなカーブを描くキャビンの融合で、50年以上前にデザインされたとは思えない絶妙なバランスを実現。

 また、軽量なボディにストラット式4輪独立サスペンションによる走りのよさや、なめらかに吹け上がる直列6気筒エンジンで、走行性能も見た目にふさわしい秀逸なものでした。

 使われているパーツを既存のクルマから積極的に流用することでコストダウンを図り、比較的安価に設定したこともヒットにつながった理由です。

 その後、1974年にはリアシートを備えた4人乗りモデル「フェアレディZ 2by2」が発売されユーザーの拡大を図り、1978年に2代目が登場するまで、初代フェアレディZは全世界で累計52万台以上が販売されました。

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●トヨタ「ソアラ」

直線基調ながらも美しいスタイルを実現した「ソアラ」
直線基調ながらも美しいスタイルを実現した「ソアラ」

 昭和の時代には、大型の2ドアクーペがパーソナルカーとして一定の人気があり、トヨタ「クラウン」や日産「セドリック/グロリア」といった高級車にも2ドアクーペがラインナップされていました。

 一方で、そうしたベース車のイメージに左右されない2ドアクーペも存在。なかでもヒットを記録して、一大ムーブメントをけん引したのが、1981年に発売されたトヨタ初代「ソアラ」です。

 初代ソアラのボディはロングノーズのエレガントなフォルムで、ラグジュアリーな雰囲気にスポーティなイメージも加えたことで若いユーザー層からもヒットを記録します。

 発売当初、トップグレードの「2800GT」には2.8リッター直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、そのほかのグレードも全車直列6気筒エンジンで、トランスミッションは5速MTと4速ATを設定。

 美しい外観のデザインだけでなく、グラフ表示式のタコーメーターとデジタルスピードメーターを配置した「エレクトロニックディスプレイメーター」や、コンピューター制御によるオートエアコンなど、先進的な装備も惜しみなく投入されています。

 1985年のマイナーチェンジでは3リッターエンジンを搭載するなど、さらにラグジュアリー志向を高め、後の「ハイソカー」ブームの火付け役となりました。

 そして1986年に2代目が登場すると、デザインは初代からキープコンセプトとされ、好景気と中流意識の高まりという時代背景もあって、初代以上のヒット作となり、ビッグサイズクーペ市場を席巻しました。

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●ユーノス「ロードスター」

スポーツカーはパワーじゃないことを証明した「ロードスター」
スポーツカーはパワーじゃないことを証明した「ロードスター」

 1989年、マツダが展開していた5つの販売チャネルのひとつユーノスから、2シーターオープンスポーツカーの「ロードスター」が発売されました。

 当時、国内メーカーはオープンカー(乗用車)の生産から撤退しており、久しぶりとなるFRオープンスポーツカーの登場は、ユーザーから驚きとともに好意的に受け入れられます。

 外観のデザインは往年の英国製スポーツカーをイメージさせるフォルムで、丸みを帯びたコンパクトなボディは見るからに軽快感を醸していました。

 シャシは専用に開発されましたが、エンジンは既存のものを搭載することで、開発期間の短縮と安価な価格を実現。

 用途が限定される2シーターオープンカーとして異例ともいえるほど、国内外でヒットを記録しました。

 また、ロードスターの誕生によって、国内のみならず欧州メーカーも次々に小型オープン2シーターを発売するほどのブームを巻き起こし、1980年代に消えかかっていたオープンカー文化を再燃させた功績は、いまも語り継がれています。

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1件のコメント

  1. いまでもZによくL型を載せたと感心してしまうな、51年規制のNAPSで一番牙を抜かれたのがL20型だったが何時見ても美しい車だと思うな、ジムニーは太陽にほえろマカロニ刑事を思い出すなw
    またこの時代はエンジニアも制限の中から小さな巨人を産み出す底力のあるエンジニアが根付いてたな。
    改めて有り難うと言いたい。

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