走りと実用性はSUVより上! あえて選びたいイケてるワゴン車5選

セダンより人気が高い輸入ワゴン

●アウディ「A4アバント」

 日本でも高級ブランドとしての地位を確立しているアウディですが、とくに1995年に日本デビューした「A4」は、ミドルクラス(Dセグメント)のなかでも日本の道路事情にマッチしたサイズのプレミアムなセダン&アバント(ワゴン)として人気となっています。

 A4はフォルクスワーゲン「パサート」とプラットフォームを共有し、縦置きエンジン&FFまたは4WD(クワトロ)をラインナップし、高級感をうまくブレンドしたモデルです。

アウディ「A4アバント」
アウディ「A4アバント」

 デビュー当時はワゴンブームだったこともあり、1996年に導入された「A4アバント」は、セダン以上の人気モデルとなりました。

 2015年にデビューした現行モデルの5代目も、全長4760mm×全幅1845mm×全高1410mmと十分に取り回ししやすく、かつステータスも感じられる絶妙なサイズ感をキープしています。

 搭載されるエンジンは、150馬力と249馬力を発揮する2種類の2リッターガソリンターボ、163馬力と190馬力の2種類の2リッターディーゼルターボの計4種類をラインナップ。

 駆動方式はFFとクワトロ(4WD)の選択が可能となっています。

 A4アバントの魅力は、国産車並みのサイズながら、欧州プレミアムらしい高級感を併せ持つワゴンだということでしょう。

 トランク容量は平常時で505リッターと車格とマッチしているのですが、目一杯荷物を積んで郊外に行くにも最適で、セダン以上の余裕を感じさせる、贅沢な気分が味わえるのがポイント。

 その証拠に、スポーティなパーツを装備した「Sライン」や、メーカーチューンドマシン「S4アバント」などもラインナップするなど、走りやプレミアム感で勝負しています。

 アウトドアより都会的でプレミアムなスポーツワゴンとして国産車からの乗り換えもしやすく、満足感は非常に高いワゴンといえます。

●ボルボ「V60」

 一時は輸入ワゴンの代名詞ともいわれたボルボは、最近ではSUVやクロスオーバーなども人気を集めていますが、それでも「ボルボといえばエステート(ワゴン)」という人も多いのではないでしょうか。

 そんなボルボの現在のラインナップで、扱いやすいサイズなモデルとして人気になっているのが「V60」です。

 ちなみに頭文字の「V」はエステート(ワゴン)ボディ採用のモデルに付けられています。

 2010年に誕生した「V60」は、それまでの「V50」を正常進化させたモデルです。

 ボディサイズこそやや大きいもののミドルクラスに属し、プレミアムでクーペのような美しいフォルムを採用して注目を集めました。

 また2018年に登場した2代目となる現行モデルでは、ボルボらしい安全性の高さと実用性、デザイン性に加え、優れた環境性能という先進性も盛り込んでいます。

 全長4760mm×全幅1850mm×全高1435mmというサイズのV60は、ひとつ上のクラスの「V90」とプラットフォームを共有し、新世代ボルボのアイデンティティとなっている「トールハンマー型LEDヘッドライト」を採用。

 パワートレインも、エンジン始動や発進、加速などでエンジンをモーターアシストする48Vハイブリッド搭載モデルと、外部充電機能を追加してよりモーターを活用したプラグインハイブリッド搭載モデルのみという、高い環境性能も特徴です。

 ちなみにボルボは全モデル電動化を目指す目標を掲げており、2019年以降の新型車はハイブリッドかPHEVのみのラインナップに切り替わっています。

 V60の魅力は、乗員にも周囲のクルマや歩行者にも優しい充実した安全装備や環境に優しいところでしょう。

 国産車ともドイツ車とも違う、スカンジナビアンテイストでまとめられた暖かみのあるインテリアや、エステート(ワゴン)を作り続けてきたメーカーならではの実用性の高さも魅力ですが、この「ボルボを選ぶ=環境に安全にも配慮する知性の高さ」こそが、プレミアムな価値を感じさせてくれます。

※ ※ ※

 SUVにしてもステーションワゴンにしても、その性能をフルに活用するシーンはそこまで多くないかもしれませんが、それでもその「+α」を持つ余裕こそがワゴン最大の魅力です。

 人気のSUVよりも、広いラゲッジスペースを確保し、さらに低重心で走っていて安心感と楽しさが得やすいワゴンのほうが実用にも優れているといえるでしょう。

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1件のコメント

  1. セダンとしての居住性
    セダン以上の積載性
    スバルは
    「レガシィツーリングワゴン」から現在の
    「レヴォーグ」まで
    ターボとAWDの走る車

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