緊急事態宣言でSA・PAの飲食店も時短営業!? 「食事できない」 トラック運転手の現状とは
緊急事態宣言により、対象となる地域では飲食店の営業時間の制限が続いていますが、高速道路上にあるSA・PA内にある食堂やレストランも20時閉店となっています。そうなると困るのは、長距離トラックのドライバーです。トラックドライバーに現在の状況と、対策などを聞いてみました。
緊急事態宣言でSA・PAも時短営業 長距離ドライバーの苦労とは
緊急事態宣言が延長され、飲食店は営業時間の短縮が続いており、普段は深夜または24時間営業が基本だった高速道路のサービスエリアやパーキングエリア(SA・PA)のレストランや食堂、フードコートなどの飲食店も軒並み20時閉店を余儀なくされています。
不要不急の外出自粛が求められているため一般の利用客は減少しているものの、もっとも被害を受けているのが仕事で高速道路を利用せざるをえない長距離トラックドライバーです。
我々の生活に欠かせない物流を支えてくれる大切な仕事ですが、そのドライバーにとって今回の時短営業はかなり不便を強いられる状況だといわれています。
そこで、実際の長距離トラックドライバーに、現在のSA・PAの状況や夜にかけての食事事情などを聞いてみました。
まず、現在の状況について、NEXCO各社のウェブページを確認すると、各SA・PAの店舗の営業時間が明記されており、ガソリンスタンドは24時間営業となっていますが、イートインの飲食店関係およびテイクアウト専門店の営業時間は19時か20時までが基本となっています。
2020年3月13日に成立した「新型コロナウイルス対策の特別措置法」によって、2020年4月7日から5月25日まで1回目の緊急事態宣言が発出されたときは、飲食店のみならずガソリンスタンドなども時短営業となり、各方面に多大な影響が生じたといいます。
2回目となる今回の緊急事態宣言に関しては、一部緩和されたように見えますが、日常的に高速道路の施設を利用するドライバーはかなり苦労しているようです。
栃木県の物流会社に勤務する長距離トラックドライバーに話を聞いてみました。
「SA・PAのレストランや食堂は軒並み20時で閉店になっているので、やはり食事をとるタイミングが大変です。テイクアウト専門店も19時前後には閉店してしまうので、残されているのは(併設されていれば)コンビニのみ。しかも弁当や食べ物は売り切れが多くて、買いそびれることも多々ある状況です」
長距離ドライバーにとって数少ない楽しみである食事が満足にとれないのは、かなり痛手だといいます。また、20時の閉店前は逆に混雑してしまう状況も発生しているのだそうです。
「遅くなりそうな日は事前に食べ物を買っておくしか方法がない場合も多く、最近は高速に乗る前に食事を済ませたり食品を購入するドライバーが増えました」
ちなみに、ファーストフードでも、20時までの時短営業(ケンタッキーフライドチキン、ロッテリア一部店舗、モスバーガー一部店舗、フレッシュネスバーガー)や、24時間営業でも20時から翌朝5時まで客席利用中止やテイクアウト&ドライブスルーのみ(マクドナルド、吉野家、松屋)といった具合に変更され、緊急事態宣言の影響が出ているようです。
「積荷の状況によって食事が取れる時間もかなり変動が多く、食事に苦労する日もあります。先日はPAにある自動販売機のハンバーガーが夕食でした」
こういった苦労話を聞くと、せめてSA・PAの飲食店だけでも座席間隔を空けるなどの感染対策を施し、もう少し深夜まで営業したり、またはテイクアウトができる対応などが必要だといえそうです。
こーいう職種による冷遇は何時か民全てに付けが廻ってくるので覚悟しとけよ
国にじゃなくて全国民に対して威嚇するヤンキーの鑑