スバル新型「レヴォーグ」が衝撃的! 走りも安全も最強レベル! 雪上で実力を体感
2020年10月にフルモデルチェンジしたスバル新型「レヴォーグ」の実力を、ロングドライブで試してみました。先代モデルと比べて明らかに進化したのは、どのようなところなのでしょうか。
ロングドライブで体感した新型レヴォーグのスゴさとは?
いまではめっきり数を減らした国産ステーションワゴンですが、そんな逆境のなかでもスバル「レヴォーグ」は同社の主要モデルとして多くのファンを獲得してきました。
初代モデルは「レガシィツーリングワゴン」の後継モデルとして2014年に登場。日本の道路環境に適した日本専用のワゴンとして登場しましたが、その後は欧州など海外でも販売されて人気を得ています。
そして2020年10月にフルモデルチェンジした2代目は、1万2000台以上を受注するなど、早くもヒットモデルの地位を獲得(2020年12月6日時点)。いまもっとも注目を集めるステーションワゴンだといえるでしょう。
今回は新型レヴォーグの実力を試すべく、ウインタースポーツに連れ出してみました。
相棒に選んだのは、中間グレードの「GT-H EX」。高度運転支援システムの「アイサイトX」を搭載したモデルに、スタッドレスタイヤはヨコハマ「アイスガード6」を履いて、雪を目指してロングドライブをおこないます
新型レヴォーグで目を引くのは、シャープなデザインです。
基本的には先代からキープコンセプトのスタイルなのですが、スバルのデザインフィロソフィーである「ダイナミック×ソリッド」が進化した「BOLDER(ボールダー)」を量産車として初めて採用。
ヘキサゴングリルや水平対向エンジンのピストンをイメージした「コの字」のヘッドランプは継承しつつ、新デザインへと変更。
テールランプも「コの字」としていますが、新型レヴォーグではよりワイド感を強調した意匠を採用しました。
また、レヴォーグで人気のボディカラーは、シルバーやグレーに加え、最上級の「STIスポーツ」のみに設定される「WRブルー・パール」など、クールでスポーティな色が多いようですが、今回のレヴォーグは「ピュアレッド」。
スポーティさのなかにアクティブさも感じられ、新型レヴォーグのカッコいいデザインとマッチしていたのも好印象でした。
新型レヴォーグは内装の上質感もアップしています。とくにセンターコンソール中央には、タブレットのような大型の11.6インチディスプレイを設置。大画面なので地図も大きく表示されるのはとても便利です。
さらにメーターは12.3インチのフル液晶メーターを採用。好みの表示に切り替えることが可能で、とくに中央に地図を表示するモードでは、ナビの経路案内もメーター内で確認することができるなど、先進的なコクピットへと進化しました。
また、新型レヴォーグではシートも変更されており、ロングドライブでも疲れにくい快適性と、スポーティな走行にも応えるホールド性を両立しています。
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ステーションワゴンとして気になるのは、積載性や機能性でしょう。
ラゲッジスペースについては、従来モデルから広い荷室を備えていましたが、新型レヴォーグでは大容量のサブトランクを新たに採用。荷室総容量561リットルと、積載性能が大幅に向上しました。
さらに注目すべきは、後席が4:2:4分割で倒すことができる点です。今回は真ん中を前に倒してスノーボードを載せてみましたが、それでも後席に2人乗車することができるなど、使い方次第でいろいろなアレンジができそうだと感じました、
また、テールゲートは、ハンズフリーで開けられる機能を装備。カギを身につけた状態でリアの六連星のエンブレムに手やひじをかざすとリアゲートが自動で開くので、荷物で手がふさがっているときなどに重宝しそうです。
ちなみに、シートヒーターも備わっており、3段階で調整することができます。寒い季節にうれしい機能ですが、レベル1でもなかなかの熱さを発揮。
レベル3では相当熱くなるのですが、雪国で選ばれることが多いスバル車だけに、アツアツのシートヒーターで冷えた体を一気に温めることができそうです。
記事中の
「このエンジンは、177馬力と排気量こそ先代モデルの1.6リッターターボエンジンより7馬力上回る程度ですが、」というのはおかしい表現ではないですか?
排気量→出力(馬力)の間違いだと思いますが、校正漏れ?
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
一部修正いたしました。
タイトルから雪上走行の記事だと思ったのに、どこに書いてあるの? これは駄目でしょ?