天は二物を与えた? 速いだけじゃなく美しい車3選

世界一美しいクーペをベースにしたハイパフォーマンスカーとは

●アルピナ「B7ターボクーペ/B9」

エレガントなフォルムは今も色褪せない魅力がある「B7ターボクーペ」
エレガントなフォルムは今も色褪せない魅力がある「B7ターボクーペ」

 BMWのクルマをベースにしたチューナーとして名を馳せ、後に自動車メーカーとして正式に認められたのが、アルピナです。

 アルピナのモデルの特徴は、機能とデザイン性を両立したシンプルな内外装のドレスアップと、シャシの強化、高出力のエンジンを搭載することにあります。

 そして、なかでも伝説的なモデルが、「世界一美しいクーペ」と評されたBMW「E24型 6シリーズ」をベースにしたアルピナ「B9/B7ターボ」です。

 初代6シリーズは1977年にBMWのフラッグシップクーペとして誕生。直列6気筒エンジンを収めるロングフロントノーズと、キャビンの大きさと高さ、トランクの長さと形状が絶妙なバランスで融合し、後のクーペデザインに多大な影響を与えました。

 この美しいクーペをベースにアルピナが仕立てたのがB7ターボクーペとB9です。

 B7ターボクーペは1978年に発売され、エンジンは3リッター直列6気筒ターボを搭載し、最高出力は300馬力を誇り、最高速度は250km/h以上と発表されています。

 また、1982年に登場したB9は、3.5リッター直列6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は245馬力とB7ターボクーペよりもマイルドですが、最高速度は240km/hに到達。

 どちらのモデルも6シリーズの美しさをそのままに、フロントには迫力ある形状のエアダムスポイラーが装着され、ボディサイドには後に伝統となるアルピナ独特のストライプが入れられるなど、「美しく速い」クルマを具現化していました。

※ ※ ※

 冒頭にあるように、美しく速いクルマの代表格といえばスーパーカーと呼ばれるクルマで、近年はまるでジェット戦闘機のような機能美に近いデザインのモデルが主流です。

 一方で、1960年代から1970年代に登場したクラシックスーパーカーは、アナログで妖艶な美しさがあり、その代表的な存在はランボルギーニ「ミウラ」や、フェラーリ「365GT4 BB」ではないでしょうか。

 どちらもスーパーカーブームの頃に少年たちを夢中にさせたモデルですが、今も生粋のセレブたちを魅了し続けています。

 海外のオークションに出品されれば、コンディションによりますがミウラなら1億円以上、365GT4 BBは5000万円前後の価格で取り引きされるなど、まさに芸術品の域に達したといえるでしょう。

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1件のコメント

  1. アルピナB9などに限らず、あの頃のBMWはどれもかっこよかった
    近頃のBMWのバカでかいグリルは大嫌い

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