日本発売確定! 中国超高級車「紅旗・H9」 輸入元に直撃取材! 噂の真相とは
ネットをにぎわせる様々な情報の真偽はいかに?
では、「紅旗・H9 日本上陸」という話は、どこまでが事実なのでしょうか。
輸入元の担当者X氏に、ネットを駆け巡っているH9に関する情報の「〇△×」について、答えていただきました。
【〇:紅旗H9は2021年2月に日本に上陸する?】
→本当です。正式な発表は2021年2月上旬におこなう予定です。
【〇:ティザー広告の3枚は正式なもの?】
→この広告の3枚の画像は私(X氏)が作りました。詳細が分からないように、あえてティザー広告のようにしています。
この3点以外に出ている画像や資料は私たち輸入元の関与はありません。つまりデマです。
【×:紅旗H9は横浜の港に到着する予定?】
→横浜ではありません。関西の港ですが、春節時期と重なるために運搬船が減便されており今回だけ別の港に入港します。
【×:紅旗H9はすでに日本に上陸して納車されている?】
→車両はまだ中国の港にあり日本に入っていません。
【△:紅旗H9はすでに5台が予約されており販売先が決まっている?】
→台数が違います。販売先は一部決まっていますが、すべてではありません。
【×:日本で販売予定のH9は8車種。価格も公開されている】
→紅旗の赤いロゴが入った「販売価格一覧表」はさも本当のように見えますが、デマです。
これは私たち輸入に関わるものが作った価格表ではありません。実際の価格も違っています。また、販売車種についても違います。
おそらく、通関や登録に詳しい誰かが勝手に作ったものだと思われます。
【×:日本に輸入されるがすべて大使館や領事館用である?(つまり外ナンバー)】
→日本のナンバーを付けて一般向けに販売する予定です。
なお、X氏の話によると、ひとまずは並行輸入で日本に入ってくるとのことでした。
日本へ導入されるグレードや価格やそのほかの情報も近日中に明らかになるそうです。
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X氏によると、紅旗が日本で納車された例はこれまでもあったそうです。車種は紅旗ブランドのなかではミドルクラスセダンとなる「紅旗H7」です。
後ろに「紅旗」と独特の書体で作られたエンブレムが印象的ですが。この手書きのような「紅旗」の文字は、中華人民共和国建国の父であり、第一汽車の創設に深く関わった毛沢東によって書かれています。
1953年に設立された第一汽車は1958年に「東風」「紅旗」のふたつの乗用車ブランドを発表しました。
同年に納車された1号車「東風」(CA71)に続いて、1959年9月に「紅旗」(CA72)が納車され、その時からこちらの「紅旗」エンブレムが使われています。
紅旗は1958年に誕生したブランドで、紅旗の第一号車からこのエンブレムが使われているようです。
今後、H9の正式発表になった際には本格的に日本の自動車業界やユーザーが注目すること間違いなさそうです。