メルセデス・ベンツ新型「Sクラス」日本上陸! 7代目に進化したメルセデスの旗艦モデル

気になる新型Sクラスのグレードと車両価格は?

 新型Sクラスの「S400 d 4MATIC」と「S400d 4MATICロング」には、330ps・700Nmとメルセデスのクリーンディーゼルのなかで最高水準の出力を誇る3リッター直列6気筒「OM656」を搭載。2ステージターボチャージャーを使用し、小さいタービンにはさらに可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域までトルクフルな加速を可能にしているほか、低振動で高い静粛性を有している。

メルセデス・ベンツ新型「Sクラス」の走り
メルセデス・ベンツ新型「Sクラス」の走り

「S500 4MATIC」と「S500 4MATICロング」には、コンパクトな3リッター直列6気筒エンジン「M256」とともに「ISG」「48V電気システム」を搭載することにより、効率性や快適性、高性能化を同時に実現。エンジン単体で最高出力435ps・最大トルクは520Nmを発生し、さらにエンジンとトランスミッションの間に配置された最高出力22ps・最大トルク250Nmを発生する電気モーターISGと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電をおこない、約1kWhの容量のリチウムバッテリーに充電する。

 エンジンが低回転時にはその電力を利用して動力補助をおこなうことで、高い効率性と力強い加速を実現する。またスターターが高出力な電気モーターになることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性も向上している。このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的な回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストもおこなう。これにより、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現している。

* * *

 新型Sクラスの発表を記念した日本限定540台の特別仕様車「S500 4MATIC ロング ファーストエディション」も注文受付を開始した。

 この特別仕様車はS500 4MATICロングをベースに、さらにエクスクルーシブさを追求した限定車で、エクステリアは標準仕様とスポーティなAMGライン仕様の2種類から選ぶことができる。エクステリアカラーはダイヤモンドホワイトとオブシディアンブラックの2色から選択可能で、AMGライン仕様ではさらにインテリアカラーもブラックとシエナブラウン/ブラックの2種類から選ぶことができる。

 また後席左右に装備される11.6インチリアエンターテイメントシステム、助手席側後席のフットレスト付きエグゼクティブシートや、SRSリアエアバッグに代表されるリアコンフォートパッケージを標準装備としている。

メルセデス・ベンツ新型「S500 4MATICロング」のリアシート。写真はオプションのフットレスト付きエグゼクティブリアシート
メルセデス・ベンツ新型「S500 4MATICロング」のリアシート。写真はオプションのフットレスト付きエグゼクティブリアシート

●メルセデス・ベンツ新型「Sクラス」ラインナップ

・S400d 4MATIC 1293万円
・S500 4MATIC(ISG搭載モデル) 1375万円
・S400d 4MATICロング 1678万円
・S500 4MATICロング(ISG搭載モデル) 1724万円

・S500 4MATICロング ファーストエディション(ISG搭載モデル) 1938万円
・S500 4MATICロング ファーストエディション(ISG搭載モデル) 2040万円

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Writer: VAGUE編集部

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