マツダ初量産EV「MX-30」発売! 電動化進む中、主力商品のディーゼルは今後どうなるのか
マツダは、2050年時点のカーボンニュートラル実現へのチャレンジに向けて、マツダ初の量産電気自動車「MX-30 EV MODEL」を2021年1月28日に発売しました。世界中で電動化シフトかつガソリン・ディーゼル規制の動きが目立つ中、新たなEV戦略とこれでマツダの世界戦略の柱だったディーゼルエンジンは今後どうなっていくのでしょうか。
MX-30EVは2050年時点のカーボンニュートラル実現へのチャレンジ
昨今、世の中では「クルマの電動化」シフトが大きな話題になっています。一方で、世界各国で「ガソリン車・ディーゼル車の新車販売」への規制に対する動きが高まっています。
そうなると、これまで日本や欧州などでディーゼルエンジンモデルを柱に好調を維持してきたマツダの今後が気になるところです。マツダも電動化戦略を進めていますが、今後は独自のパワートレイン技術「SKYACTIV」はどうなっていくのでしょうか。
とくに、SKYACTIV投入後に世界的なマツダ躍進の柱となってきたディーゼルエンジンが今後、どうなっていくのか、ユーザーのみならず各所からの関心も高いです。
ただし、欧州市場でのディーゼル市場縮小の波を受けて、マツダの将来について手厳しい報道を見る機会もあります。
こうしたなか、マツダとしての電動化戦略、そしてSKYACTIVのこれからについて、マツダ幹部とオンラインで話す機会がありました。
それは、「MX-30 EV MODEL」(以下、MX-30EV)の日本導入に関してです。
マツダは、新世代商品群の第3弾となる新型コンパクトSUVとしてMX-30のマイルドハイブリッドモデルを2020年10月8日に発売しており、新たに2021年1月28日に追加されるのがMX-30EVです。
MX-30は、マツダがスモール商品群と呼ぶ、小型車(B/Cセグメント)を対象としており、MX-30は「マツダ3」とプラットフォームやパワートレインで部品の共通性があります。
とはいえ、MX-30はマツダ3の単なるSUV版ではありません。そうした位置付けの商品としては、「CX-30」があり、MX-30はデザインやパワートレインを含めて、これまでにないマツダの方向性を目指すユニークな存在です。
そのため、マツダ初の量産型EVという大役も、MX-30 EVが担うことになりました。
ちなみに、マツダのEVでは、「デミオEV(現マツダ2)」が米・カリフォルニア州ゼロエミッション(ZEV)規制対応で限定数がリース販売されたことがありますが、マツダとして一般向けに大量生産し販売するEVは今回のMX-30E Vが初めてのモデルとなります。
すでに、欧州では2020年9月から販売とデリバリーが始まっており、累計で約1万台のオーダーが入るという、EVとしてはかなり高い実績です。
担当主査の竹内都美子氏はMX-30 EVの商品特性について「(ほかのMX-30モデルに比べて)電池パックによる車体の高剛性と低重心、さらに運動制御システムのG-ベクタリングコントロールをEV専用化して、EVらしいスムーズさ、静か、そして洗練されたドライバーの”意のままの走り”」と表現しました。
また、MX-30の電動マルチソルーションとして、前述のマイルドハイブリッドモデルのガソリンモデル(e-SKYACTIV G)と、今回のEV(e-SKYACTIV)に加えて、2022年にはロータリーエンジンを発電機として使う、いわゆるレンジエクステンダーの導入を改めて示しました。
発表内容を見るに最近のMazdaらしい
随分とクソ真面目で石橋を叩いて渡るような慎重なバッテリー搭載構造の作りと販売プランですね、
環境問題に対する真面目な姿勢をアピールするのは御時世ですから分かるけど、
なんとなくわくわくするような面白味が足りない気もする…
しかしながら、
Mazdaが発表で示したLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)のグラフを信じるなら、
CO2排出量は最エネ率高い欧州での充電使用でもMazda3ディーゼルと大差無く
バッテリー交換の目安が16万Kmで交換直後は一旦排出量上回るなんて事は、
大容量バッテリー積む他社の高級BEVなんてものを日本で走らせる事は、
むしろMazdaスカイアクティブDよりもLCAでみればCO2削減どころか悪化させてるんだって
暗に皮肉ってますよね。