今週末も危険? 大雪&吹雪でホワイトアウトどう対処? NEXCOやJAFの対応策とは

2021年1月19日、宮城県大崎市の東北自動車道で発生した「ホワイトアウト」によって、約140台のクルマが影響を受ける大事故が起きました。また、1月23日から25日に掛けても東日本では場所により天候不良が予想されていいます。では、ホワイトアウトが起こりやすい条件や遭遇時の対処方法とは、どのようなものなのでしょうか。

視界が真っ白!先のクルマも見えない「ホワイトアウト」

 2020年から2021年の冬シーズンでは、発達した低気圧の影響で高速道路などで立ち往生が相次いでいます。
 
 それらの要因として、「大雪などの天候不良」「ドライバー側の準備・認識不足」などが挙げられるほか、強風ゆえの「ホワイトアウト」も発生しているといいます。では、突然のホワイトアウトではどのような対応が迫られるのでしょうか。

高速道路では、降雪時などに通行規制が敷かれることがある。そのため、晴天時より視界が悪くなる降雪時には前方を低速で走行する作業車両にも注意が必要。
高速道路では、降雪時などに通行規制が敷かれることがある。そのため、晴天時より視界が悪くなる降雪時には前方を低速で走行する作業車両にも注意が必要。

 2021年1月19日の午前11時50分頃、宮城県大崎市の東北自動車道下りの三本木パーキングエリアから長者原サービスエリア区間で、約140台のクルマが影響を受ける大事故が発生し11人が救急搬送、その内1人が死亡という痛ましい事故が起こりました。

 日本気象協会が公表している2021年1月19日の天気図を見ると、日本は西高東低の冬型の気圧配置で、事故が起きた東北地方は等圧線の幅が狭くなっていることから風が強くなっていることがわかります。

 仙台管区気象台の現場に近い古川観測所のデータによると、事故当時の気温は-3.4℃、平均風速は15.9m/秒、最大瞬間風速は21.4m/秒で、積雪は10cmを記録しています。

 こういった状況から、ホワイトアウトが発生する条件が揃っており、今回の事故の主な原因とされています。

 ホワイトアウトとは、雪により視界が奪われ周辺や路面の状況が分からなくなってしまう現象を指します。

 ホワイトアウトが発生する要因は、強風を伴う降雪や、積もっていた雪が強風で舞い上げられる地吹雪によるものとされています。

 JAFの宮城支部担当者は、東北自動車道で起こった事故の当時の状況について、以下のように説明します。

「事故が起こった宮城県大崎市では、高速道路の左右に田んぼや畑が広がっており、当時は10m近くの風が吹いており、電車も運休していたほどでした。

 雪は当日の朝に10cm程度積もり、事故直前の時点では6cm程度の雪の量に減っていましたが、辺りは氷点下の気温で、風で飛ばされるくらいサラサラとした軽い雪が田畑一面を覆っていました。

 そんな場所や状況が重なり、今回の事故の主な原因となるホワイトアウトが発生しました。

 当時は直前までホワイトアウトの気配はなく、突然発生したと聞いています」

 また、東北自動車道を管理するNEXCO東日本の担当者は次のように説明しています。

「東北自動車道を始めとする降雪地域では、横なぐりの雪対策として柵を設置しています。

 また、降雪などによる視界不良が予想される際には、通常100km/h制限のところを50km/hに速度規制をしています。

 万が一、ホワイトアウトなどの視界不良の際には、車間距離が必須です。 また、ヘッドライトやテールランプに付着した雪により、前が見にくく、後ろの車両からも確認しづらいので、サービスエリアなどで取り除いてください」

※ ※ ※

 また、2021年1月23日夜頃から1月25日昼頃にかけて、南岸低気圧の影響により東北地方南部から関東地方を中心に、大雪の可能性があります。

 そのため、NEXCO東日本では次のように注意喚起しています。

「高速道路上では、自力走行不能車両が1台でも発生すると、長時間の渋滞や通行止めにつながる恐れがあります。

 高速道路をご利用になるときは、必ず冬用タイヤの装着及びタイヤチェーンの携行をお願いするとともに、最新の気象予報・道路情報をご確認いただきますようお願いいたします」

【画像】突然、視界が真っ白に…。 その場合にはどうする?(13枚)

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