「どうせ汚れる…」 定期的に洗車しなきゃダメ? 意外と重要な洗車の必要性

自分でできるクルマの洗車方法とは

 洗車を自分でメンテナンスをする場合は、どのようにおこなうのが良いのでしょうか。

 JAFによると、ホコリや黄砂などの小さな砂がボディと擦れるだけでも傷が付くとされています。

 このようなことから、どれだけ細心の注意を払っても洗車をするだけで微細な傷が付いてしまうようです。

 まず、ホースなどを使って勢いのある水流でボディ全体を洗い流し、ボディに付いた細かいホコリや砂塵などを先に落として洗車時の傷を防ぎます。

 続いてバケツに水と中性洗剤を入れ十分に泡立たせ、スポンジに水分をたっぷりと含ませて、ボディの傾斜面に沿って一定の方向に動かして汚れを落とします。

 高い所から低い所へ移動させるのがポイントです。全体を洗い終えたら水で洗い流します。

 拭き取りには吸水性が高い物を使うと、力を入れなくても水分を吸い取るのでボディへの傷防止にもなります。こちらも、一定方向に動かして作業をおこないます。

 最後にワックスやコーティング剤を使って仕上げをします。ボディに光沢を与えるだけでなく、被膜を作り塗装面を保護する効果があります。

ボディに花粉が付着しているのを放置すると落ちにくくなるため、とくに2月から5月には定期的な洗車を心がけたい。
ボディに花粉が付着しているのを放置すると落ちにくくなるため、とくに2月から5月には定期的な洗車を心がけたい。

 日々のクルマのメンテナンス方法について、洗車専門店のスタッフは、以下のように話します。

「コイン洗車は便利ですが、洗車機だとボディに傷がつきやすいといわれています。

 最近では、改良されて傷が付きにくい洗車機も登場してきましたが、自身でおこなう場合は、手洗いをおすすめします。

 洗剤は自宅にある中性洗剤を利用して問題ないです。ですが、拭き取り用のクロスに関しては、自宅にある雑巾やタオルの利用は避け、カー用品店で売られている専用のクロスを使いましょう。専用のクロスを使うことで、クルマへの傷をつけにくくします。

 また、クルマには納品された時から原則的にコーティングされていますが、洗車をする度にコーティングが剥がれてしまうので、回数が多ければよいということでもないです。

 なので、洗車をするタイミングを考慮し、洗車したらコーティングまでセットでするのが大切です。

 コーティングをしたら汚れにくくなり、自然と洗車をする回数も減りますので、このルーティーンをおすすめします」

※ ※ ※

 洗車に関しての頻度や作業の細かさ、かける費用は人それぞれですが、やはり洗車は定期的におこなうと良いようです。

 長い間洗車をおこなっていないという人も、まずは自分でできる方法で洗車をしてみましょう。

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