世界最速のランクル!? 2000馬力超で最高速370キロ! モンスターランクルの正体とは
2021年に次期型となるトヨタ「ランドクルーザー」が登場するといわれていますが、北米トヨタでは2016年に2000馬力超えで時速370キロを誇るモンスターランクルを開発していました。
2000馬力超えで時速370キロを誇る「ランドクルーザー」ってどんなモンスター?
世界中の悪路において絶大な信頼を誇るトヨタ「ランドクルーザー」。2021年には次期型モデルが登場するという噂もあります。
そうしたなかで、北米トヨタは2016年に「ランド・スピード・クルーザー」を発表。2017年には、最高時速230マイル(時速370キロ)を記録したことを明かしています。「世界最速のSUV」といえるランド・スピード・クルーザーとは、どのようなモデルなのでしょうか。
このランド・スピード・クルーザーは、世界最大級のカスタムイベントの「2016 SEMA(Specialty Equipment Market Association)」で展示されたものです。
2000馬力以上のエンジンを搭載して時速370キロを達成したことで「世界最速のSUV」と称されていました。
ベースとなるのは、2016年式のランドクルーザーとなり、5.7リッターV型8気筒エンジンにバレーボールサイズのギャレット製ターボチャージャーをふたつ配置し、過給力に対応するために、ピストン&ロッドの強化やインテークマニホールドのカスタムなどエンジン内部の改良をおこなっています。
また、2000馬力以上のハイパワーに耐えられるだけの強度を持つカスタムレーシングトランスミッションを採用。
さらに、ランドクルーザーの巨大ボディで時速370キロを出すためにはパワートレインだけでなく、ボディの空力特性も考慮して特製デザインのボンネットを装着しているほか、直進安定性やコントロール性を確保するために、車高を3インチ(76mm)低くしてミシュラン製パイロット・スーパースポーツSUVタイヤを装着しました。
北米トヨタにて、マーケティング・マネージャーを務めるスティーブ・アペルバウム氏は「ランド・スピード・クルーザーで、私たちはSUVとは何かという通常の慣習をすべて打ち破っています」と述べています。
また、テストドライバーのクレイグ・スタントン氏は「ランド・スピード・クルーザーは、いくつかのセットアップ調整をおこない、加速やシフトがスムーズになっただけでなく、安定性も向上しました。
走行時は時速225マイル(時速362キロ)で、少しふらつきましたがアクセルを踏み込むことで、時速230マイル(時速370キロ)になりました。
これで、ランド・スピード・クルーザーは地球上で最速のSUVであるといっても過言ではありません」
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1951年に初代ランドクルーザーが誕生してから、2021年で70周年を迎えます。長い歴史と世界各地での実績によって、耐久性・信頼性は世界一という評判は揺るぎないものになっています。
そうしたランドクルーザーの特別なモデルとなるランド・スピード・クルーザーが次期型モデルでも誕生することが期待されます。
1961年から70周年迎えたら2021年になるんですね。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
一部修正いたしました。
先代の日産jukeにGT-Rのエンジンをぶち込んだみたいなものかね?
まぁ馬力は全然違うけどな。