2021年もトヨタ車が強い? 超人気SUVや注目車がスタンバイ! 3年以内に投入される新型車とは

2020年はコロナ禍ながらさまざまな新型車が登場しました。では、2021年はどのような新型車の登場が予定されているのでしょうか。

2021年の新型車もSUVが目玉となるか?

 日本の新車市場において、2020年はコロナ禍による生産停止や販売低迷などさまざまな影響があった一方で、近年のなかではさまざまな新型車が登場した年でもありました。
  
 そして、2021年となり、今年はどのような新型モデルが登場するのでしょうか。2021年1月時点で「2021年に何が出るのか」を解説します。

2021年秋に日本市場に導入されるというトヨタ「カローラクロス」。画像はタイで販売されるアーバンスポーツ仕様となる。
2021年秋に日本市場に導入されるというトヨタ「カローラクロス」。画像はタイで販売されるアーバンスポーツ仕様となる。

 2020年は、軽自動車、コンパクトカー、SUVのジャンルで注目車種が相次ぎました。

 軽自動車では、スズキ「ハスラー」、日産「ルークス」、三菱「eKスペース/eKクロススペース」、ダイハツ「タフト」、ホンダ「N-ONE」などが登場。

 コンパクトカーでは、トヨタ「ヤリス(旧ヴィッツ)」、ホンダ「フィット」、日産「ノート」、スズキ「ソリオ/ソリオバンディット」など発売され、なかでも国産コンパクトカーを代表する3台が登場したことで、新たなコンパクトカーブームを巻き起こしました。

 SUVでは、トヨタ「ハリアー」「ヤリスクロス」「RAV4 PHV」、日産「キックス」、マツダ「MX-30」、三菱「エクリプスクロス PHEV」、ミツオカ「バディ」と、ハイブリッド車やPHEV車などの登場が目立ちます。

 また、昨今セダンやステーションワゴンの人気が低迷しているといわれるなか、ホンダ「アコード」やスバル「レヴォーグ」が登場。

 さらに、世界的に加速する電動化を象徴するモデルとして、電気自動車のホンダ「ホンダe」や燃料電池車のトヨタ「ミライ」が発売され、大きな話題となりました。

 このように、定番のボディタイプに加えて、パワートレインではPHEVやEV、FCVが登場するなど、クルマの価値が新たなステージに移り代わりゆくことを象徴した1年ともいえます。

 では、2021年にはどのようなモデルが登場するのでしょうか。

 業界各所からの情報をまとめると次のような新型モデルが登場すると考えられます。

 軽自動車では、スズキ「アルト」やダイハツ「ムーヴ」が登場するといわれていますが、具体的な噂や情報はまだ無いようです。

 コンパクトカーでは、新型ノートの4WD仕様が2020年度内に発売予定となり、さらには上級派生車となる「ノート・オーラ」といわれるモデルも控えているというほか、トヨタのハイブリッド専用車となる「アクア」も2021年にフルモデルチェンジといわれています。

 ミニバンでは、2021年中頃にトヨタのミドルミニバン三兄弟となる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」がフルモデルチェンジされるのは確実視されてます。

 また、トヨタは車種整理を進めており、2020年には「タンク」と「ポルテ/スペイド」、2021年には「プレミオ/アリオン」と「プリウスα」が相次いで生産終了となり、ミニバン三兄弟でも直近の販売台数に差が出ていることから、どれかに統合されるのではないかと噂されています。

 SUVでは、2021年も豊富と見られ、2月18日にホンダはコンパクトSUV「ヴェゼル」をワールドプレミアすると発表。また、三菱もミドルサイズSUV「アウトランダー」をオンラインで発表するとアナウンス。

 また、トヨタは夏から秋に掛けて「ランドクルーザー」や「カローラクロス」を発表するといわれ、ランドクルーザーはハイブリッド車やGRが設定されるようです。

 カローラクロスは、2020年7月にタイで発表されたモデルで、「C-HR」と同じCセグメントSUV(日本ではコンパクトSUVに分類)となります。

 EVでは、マツダがMX-30のEV仕様を2021年1月に発売すると発表しているほか、日産は「アリア」を同年夏頃に発表するとアナウンスしています。

 また、日産の販売店から「2021年内に軽EVが発表する可能性もあるのでは?」という情報もあります。

 しかし、三菱は2020年7月に日産と協業する形で軽EVの生産を発表しており、同年8月から三菱の水島工場の設備を導入開始しているため、早くとも軽EVは2022年以降の登場と見られます。

 2021年の新車動向について、国産メーカーの関係者は次のように話します。

「2021年も引き続き、ユーザーの関心はSUVに集まるのではないでしょうか。

 直近2年のSUVやSUV風デザインのモデルが比較的に好調だったこともあり、まだ『SUVブーム』や『アウトドアブーム』は続くと思います。

 また、国産各社がさまざまなEVを出し、2021年もMX-30やアリアが登場しますが、今後EV以外にもノートのようにハイブリッド車のみを設定するモデルが増えるかもしれません」

※ ※ ※

 また、クルマ好きから注目されるのがトヨタとスバルの共同開発モデルとなる「86」と「BRZ」です。

 新型BRZはすでに2020年11月に北米法人がワールドプレミアしており、日本発表も間近といわれていますが、トヨタは新型86に関してアナウンスしていません。

 スバルは、クロスオーバーSUVの「アウトバック」やスポーツセダンの「WRX S4」も2021年に投入するといわれています。

 また、ホンダ「シビック」は2020年7月にセダンが生産終了、10月にタイプRを発売し瞬く間に完売したことが話題となりましたが、すでに北米では次期型「シビック(セダン)」がお披露目され、セダン、ハッチバック、クーペ、タイプRの導入が明かされました。

 これにより、日本でも2021年中頃に何らかのアナウンスがあるといわれています。

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