アウディは2021年も新車ラッシュ! 今後日本にやってくる注目のニューモデルとは

2021年1月13日、オンラインにて「アウディ・ニューイヤー・プレスカンファレンス」が開催された。その際にアウディジャパン社長であるフィリップ・ノアック氏から、2021年に日本にやってくるニューモデルの説明があった。記者発表会の詳細を見ていこう。

2021年、アウディのEV「e-tron」シリーズの車種が拡大

 アウディジャパンは毎年この時期、新年の記者発表会を開催している。2021年も1月13日に「アウディ・ニューイヤー・プレスカンファレンス」と称しておこなわれた。

 開催された場所は、同年1月14日より5月末までの期間限定で東京・南青山にオープンした次世代型ブランドストア「Audi House of Progress Tokyo」。

 ここはアウディブランドの歴史や哲学、アウディモデルのデザインに込められた想いなどを新しい方法で体験することができ、さらにe-tronやRSモデルなど最新モデルの試乗をおこなうこともできるスポットだが、新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言を鑑み、今回の発表会はAudi House of Progress Tokyoからオンラインで配信されることになった。

フルモデルチェンジを果たす新型「A3スポーツバック」のスポーツバージョン「S3」も2021年に日本上陸予定だ
フルモデルチェンジを果たす新型「A3スポーツバック」のスポーツバージョン「S3」も2021年に日本上陸予定だ

 冒頭、アウディジャパン社長であるフィリップ・ノアック氏から、2020年の販売台数について説明があった。それによると、アウディの2020年世界販売台数は169万2773台で、前年比マイナス8.3%だった。

 また日本市場では2万2304台で、前年比マイナス8%となったが、輸入プレミアム市場全体ではマイナス15%以上だったため、そのなかでは落ち込みは少なく済んだという。また2020年上半期は9285台(前年同期比マイナス18%)と大幅に落ち込んだが、下半期は1万3019台(前年同期比プラス1%)と急速に回復している。

 2020年の特徴としては、認定中古車(アウディ アプルーブド オートモービル=AAA)の伸長だ。1万3925台と過去最高を記録している。新規の顧客を獲得するのに中古車は重要なため、今後も力を入れていくという。

* * *

 その後、ノアック社長から2021年に日本上陸する予定のニューモデルが発表されたので、詳しく見ていこう。

●e-tron GT

 まず紹介されたのは「e-tron GT」だ、このモデルはアウディブランド初となる、ドイツで製造されるピュアEVで、アウディの高性能車部門であるアウディ・スポーツが開発を担当した。すでに2020年末にネッカーズルム工場にあるベリンジャー・ホ−フェの生産ラインからロールオフされており、まもなく世界初公開される予定とのこと。

まもなく世界初公開される予定の「e-tron GT」。日本でも早ければ2021年中にお披露目されそうだ。写真はコンセプトモデル
まもなく世界初公開される予定の「e-tron GT」。日本でも早ければ2021年中にお披露目されそうだ。写真はコンセプトモデル

 前後にモーターを搭載した4WD「クワトロ」モデルで、トータルの最大出力は590psを発生。0-100km/h加速は約3.5秒、0−200km/hは12秒、最高速度は240km/h(リミッター)と発表されている。

 満充電での航続可能距離はWLTPモードで約400km。ポルシェ「タイカン」と同様、800Vシステム対応しており、充電時間が従来よりも大幅に短縮されるという。

 ボディサイズは全長4960mm×全幅1960mm×全高1380mm。市販バージョンもほぼ同じスペックで登場する可能性が高い。日本では2021年後半に発表される予定だ。

●Q4 e-tron/Q4 Sportback e-tron

 続いて紹介されたのは、「Q4 e-tron/Q4スポーツバック e-tron」だ。

電気自動車のミドルサイズSUV、「Q4 e-tron」も2021年末、もしくは2022年前半に日本で登場する予定だ。写真はコンセプトモデル
電気自動車のミドルサイズSUV、「Q4 e-tron」も2021年末、もしくは2022年前半に日本で登場する予定だ。写真はコンセプトモデル

 市販バージョンはe-tron GT同様、まだ世界初公開されていない。ノアック社長によると「10か月以内、遅くても18か月以内に日本導入したい」ということなので、2021年末、もしくは2022年前半に日本で登場する予定だ。

 Q4 e-tronとQ4スポーツバック e-tronはピュアEVで、VWグループのモジュラー電動化プラットフォーム「MEB」をベースに作られた最初のアウディモデル。

 リアアクスルの電気モーターは150kW(約204ps)で310Nmの最大トルクを発生、またフロントの電気モーターは最大75kW(約102ps)で、150Nmの最大トルクを発生。2つの電気モーターで225kW(約306ps)のシステム出力を発生し、駆動方式はアウディらしいクワトロ(4WD)となる。WLTPモードでの航続距離は279マイル(約450km)だ。

 アウディは2025年までに、世界のもっとも重要な市場で20以上の全電動駆動モデルを提供し、販売台数の約40%を電動化モデルで達成する予定だという。

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