コロナ禍に揺れた2020年 欧州でのベストセラーはVW「ゴルフ」! 新型はどんなクルマ?
独フォルクスワーゲン(VW)は2021年1月8日、2020年の欧州市場においてVWのコンパクトハッチバック「ゴルフ」が販売台数ナンバーワンになったと発表した。
日本でもまもなく登場する予定の8世代目VW新型「ゴルフ」
独フォルクスワーゲン(VW)は2021年1月8日、2020年の欧州市場においてVWのコンパクトハッチバック「ゴルフ」が販売台数ナンバーワンになったと発表した。

2020年においても、およそ31万2000台が販売されたという。ドイツ本国においてももっとも販売されたモデルとなり、ドイツだけでおよそ13万3900台がユーザーの手にわたった。
VW乗用車部門のCEO、ラルフ・ブランドシュテッター氏は「8世代目の新型ゴルフは、これまでの歴代ゴルフのサクセスストーリーを継続しています」とコメントする。「2020年春はCovid19(新型コロナウイルス)の感染拡大により、一時期市場投入を中断していましたが、2020年後半には派生モデルのゴルフGTIやゴルフGTD、ゴルフGTEなどを投入し、勢いがつきました」
欧州で販売された31万2000台の新型ゴルフのうち、およそ17万9000台が2020年下半期に集中したという。これは下半期における新型の派生モデル投入がいかにダイナミックだったかを物語るものだ。
またユーザーの手にわたった新型ゴルフのうち、およそ3分の1がハイブリッドモデルだった。こうしたユーザーのハイブリッド車に対する高い需要も、新型ゴルフが好調の理由だ。
欧州では2020年2月にスポーティモデルの新型「ゴルフGTI」「ゴルフGTD」「ゴルフGTE」の世界初公開、同年8月にプラグインハイブリッドの新型「ゴルフeハイブリッド」の発売、同年11月にフラッグシップスポーツの新型「ゴルフR」の世界初公開と、そのバリエーションを増やしている。また同年9月にはワゴンボディの新型「ゴルフ ヴァリアント」やクロスオーバーの新型「ゴルフ オールトラック」も登場した。
ドイツにおいては、新型ゴルフが販売台数のトップになったが、2位は「ティグアン」、3位は「パサート」と、ベスト3をVWモデルが占めたという。
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8世代目となる新型「ゴルフ」が世界初公開されたのは2019年10月のこと。それからすでに1年以上が経っているが、2020年には日本上陸を果たせなかった。これは新型コロナウイルス感染拡大にともない、2020年3月に、欧州にあるVWのほとんどの工場が生産停止したことによる影響が大きかったという。
新型ゴルフのボディサイズは全長4284mm×全幅1789mm×全高1491mm、ホイールベースは2619mm。日本ではまだ現行モデルの「ゴルフ7」と、ほとんど変わらないサイズだ。
5ドアハッチバックの新型ゴルフは、2021年の上半期には日本にやってくる予定だ。
Writer: VAGUE編集部
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