コロナ禍での自転車・バイク通勤は要注意! 医療逼迫で高まる交通事故リスクとは
自転車乗用時におけるヘルメット装着の重要性とは
いずれにしろ病院は平時とまったく違う状況になっていると考えるべきじゃなかろうか。
ということで、もし自転車やバイクでの通勤を考えるのなら、いつもより一段と速度を抑えた運転にしていただきたいと思う。普段なら渋滞時にクルマより速く走るようなケースであっても、新型コロナ禍が終わるまでクルマと一緒に流れたらいい。
もちろん歩行者をケガさせた時の病院事情は同じ。入念な安全確認をお願いしたい。

自転車に乗るのなら、必ずヘルメットを着装してほしい。人間の頭蓋骨は、人間の最高速にまでしか耐えられない構造になっているそう。
自転車で転倒して路面に当たるときや、ほかの物体と当たるときの速度は人間が自分で出せる最高速を超えてしまう。ヘルメット無しだと守り切れないということです。必ず着装してほしい。
自分の家族が自転車に乗るようなときもヘルメット着装を促していただきたいと思う。最近はカッコ良い自転車用ヘルメットを、通販で安価に入手出来るようになった。良い機会なので、お子さんなどにヘルメット着装の習慣をつけてあげればいいだろう。
新型コロナの感染防止と同じく、大きなケガをして医療に負担を掛けないようにするべきだ。
同時に、警察も自転車の無謀運転を厳格に取り締まっていただきたいと思う。というか新型コロナ禍において警察が協力できることは多くない。だったら自転車の安全啓蒙をしっかりやってほしいです。
残念ながら東京都の交通事故死者数、2020年は前年より増加に転じてしまった。医療への負担も増やしたということを意味します。警察に頑張っていただきたい。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。











