なぜ価格高騰? 日産「シルビア」やトヨタ「マークII」 国産の旧車が年々高騰する理由とは

買っても故障の覚悟は必至か!?

 そして注意すべきは価格が高くなったとしても“20年以上も前に販売されていたクルマ”という事実に変わりはないということです。

 S15型やX100型の最終モデルだったとしても20年前なうえ、S13型やX90型の初期モデルともなれば、30年以上も前に販売されていた車種であり、いくら丈夫なイメージのある日本車といえど、とうぜんのように劣化がみられるそうです。

「もはやハコスカを買うイメージですね。しばらく動かしていなかったり、オーナーが変わったとかで壊れるケースはよくあります。

 まともそうに見えてもヤレてきていたり、ガタがあることもあるので、ある程度の故障は見越しておかないといけませんね」(前出・風間氏)

 そして、近年はネットオークションが盛んになっていますが、詳しく見てみたら結局はクルマ屋だったなんてことも多々あります。

 中古車販売サイトの場合は諸経費込みの価格となっていることも多いのですが「オークションの場合は諸費用にも注意したほうがいいです。実際にクルマを見れるのか、エンジンをかけたりできるのか」と、風間氏は重要になってくるといいます。

このスープラ(JZA80)は、販売できる状態へと仕上げている最中で、価格は高騰しており完成時には600万円前後にはなるという。
このスープラ(JZA80)は、販売できる状態へと仕上げている最中で、価格は高騰しており完成時には600万円前後にはなるという。

 ある程度の故障を覚悟して、それでも買うとなったのなら、次はお店選びが重要となります。

「けっこう部品も無くなってしまっているものもあるので、中古パーツをストックしていたり、その車種を得意としているお店を探すことも大事です」と風間氏がいうように、純正の新品が出てくればいのですが、廃盤となっているパーツもあるとのことで、壊れてもすぐに直せるかどうかは、選んだお店次第です。

 また「これらの車種を買うのであれば予算には余裕を持って、愛情を持って付き合っていくことが大切です」といいます。

 シルビアにしてもツアラーVにしても旧車と呼べるほど年月が経過しているだけに、ある程度の覚悟とともに、愛車に詳しいお店探しが重要となりそうです。

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