2021年も新型SUV続々!「ランクル」「ヴェゼル」に10年ぶりの「アクア」も!? 賑やかな1年を大胆予想!

スバルやマツダはCAFE規制クリアに暗雲か?

 2021年はスバルが賑やかだ。予定だと「BRZ」と「アウトバック」、「WRX S4」をモデルチェンジすることになっています。

 ただコンパクトカーを持たないスバルの場合、CAFE(企業別平均燃費基準)が良くない。

スバル新型「BRZ」(北米仕様)
スバル新型「BRZ」(北米仕様)

 燃費の良いハイブリッド車か電気自動車をラインナップしない限り、高性能エンジン車は認可されないと思う。

 もしかすると2021年じゃなく2022年に発売が延期されてしまうかもしれません。

 マツダは、「MX-30」の電気自動車仕様と、ロータリーエンジン搭載のPHEVをスタンバイさせている。

 電動化で遅れを取った感の強いマツダながら、MX-30シリーズが成功すればイメージ回復になると思う。売れるかどうかは価格次第だと考えます。

 高ければ販売台数的に伸び悩む。ある程度の台数が出ないと、CAFEのクリアも厳しくなるでしょう。

 興味深いのが、「マツダ2」のフルモデルチェンジだ。売れ筋のコンパクトカーとあり、魅力的な内容なら相当の台数を期待出来る。

 ただ、いまやディーゼルは向かい風。コンパクトカーもハイブリッドが人気になっています。

 2021年のタイミングだとマツダ開発のハイブリッドが間に合わない。果たしてどういったパワーユニット戦略を立てているのか気になるところ。

 三菱はガソリン車の「アウトランダー」のフルモデルチェンジを予定している。といってもCAFEや日産とのアライアインスの再構築などで登場タイミングが少し流動的か。

 一方、新型車を出さなければ販売状況の改善を実現出来ないのも事実。スズキ「ソリオ」の兄弟車となる「デリカD:2」が2020年12月にフルモデルチェンジしましたが、これだけでは厳しいと思う。

「アウトランダーPHEV」のモデルチェンジも早い段階での登場が必要でしょう。

 ダイハツは「ムーヴ」、スズキ「アルト」のフルモデルチェンジを予定している。ダイハツにとって重要な看板車種となるムーヴだけに、全面的な刷新を狙ってくると思う。

 ダイハツは車種こそまだわからないが、軽初のフルハイブリッド導入も検討されているというので楽しみです。

 スズキにとってのアルトもチャレンジンジングなモデルという位置づけ。両社の最新コンセプトが投入されてくることだろう。大いに期待しておく。

※ ※ ※

 大雑把ながら2021年のニューフェイスを予想してみました。あくまでも予想ということですが、2021年に新車の購入を考えているなら少しは役に立つと思う。

 クルマって新型コロナでクサクサした気分を変えるパワーを持っている。次に乗るクルマをあれこれ考えるのも楽しいです。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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