中古ならガソリン車も狙える? 日産「セレナ」のお得な中古車事情とは

セレナは市場に多く出回っているため中古車も狙い目

 現行モデルを新車で購入する場合、350万円ほどの費用がかかり、決して安い買い物とはいえないでしょう。

 ですが、近年マイナーチェンジや一部仕様が向上され代替えをするケースや、セレナ自体が人気モデルということもあり、中古車市場には多くの台数が出回っています。

 グレードや年式、走行距離などによって金額には差がありますが、中古車の平均相場を見ていきましょう。

 5代目モデルのS-HYBRIDモデルの「XV」では、新車価格273万6800円ですが、中古車でも走行距離0.5万kmという低走行にもかかわらず、車検付きで197万9000円という値段があり、ボディカラーが「アズライトブルー」と少し変わったカラーである場合や、オプションの有無により金額に大きく差が出てくるようです。

 定番のボディカラーであるホワイトやブラックでは、同様の距離、オプションが付いていても金額には若干の差があるといった程度でした。

 また、e-POWERモデルのグレード「XV」では、新車価格322万6800円に対して、走行距離0.6万kmで車検付きの、年式が2019年という新しさで290万円とお得な値段で販売されており、新車で購入するよりも中古車を購入する方がお得といえる場合があります。

 さらに、走行距離が7万kmで年式が2017年、車検付きの現行モデルが131万2000円と、距離数から車検時の消耗品、劣化部品の交換で費用はかかりますが、乗り出しにかかる費用では、かなりお得な個体を見つけることも可能です。

2020年には車中泊ニーズに対応するべく、新たに「セレナ マルチベット」が追加設定された
2020年には車中泊ニーズに対応するべく、新たに「セレナ マルチベット」が追加設定された

 一世代前の、4代目モデルの値段相場は、比較的定年式で総距離が短い個体も、150万円から200万円程の値段で販売されており、距離が10万kmを超えると急激に値段が下がり、50万円前後で購入することができるようです。

 また、値段が高い傾向として、人気色でもあるホワイト、ブラックのボディカラーでカスタム仕様のライダーとなると、人気モデルということもあり、走行距離が10.2万kmのもので年式が2014年と6年落ちの車両で103万9000円と、100万円台前半の値段がついています。

※  ※  ※

 新車の値段と中古車の平均的な金額相場で比較してみましたが、S-HYBRIDモデル、e-POWERモデルともに、プロパイロット搭載車であっても、年式も新しく、走行距離も短い状態の良い個体が多く市場に出回っており、現行モデルの価格相場や一世代前の4代目モデルの下取り価格が下がってきていることなどから、大きな値幅があるようです。

 また、中古車で走行距離が10万kmを超えるものは大きく値段が下がることから、経年劣化からくる損傷や消耗品の交換などで維持費がかかってしまうことが予想されます。

 年式も新しく、走行距離も短い状態の個体であれば、中古でセレナの購入を検討してみることも十分にありなのではないでしょうか。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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