ファン歓喜! トヨタ「スープラ」オープン仕様登場!? 市販化の可能性はいかに
スープラオープン市販化の可能性はいかに?
制作の流れは3つの動画を通して見ることができ、第一弾では2019年に発表されたヘリテージ・エディションの紹介、そしてスポーツトップコンセプトを制作するに至った経緯がチームマネージャーのマーティー・シュワーター氏によって語られています。
また、この動画で初めて制作前のコンセプトアートが映されていました。
第二弾は手作りされたディフューザーの装着やフレームの補強が施された車体、そして「KC’s ペイント・ショップ」にてルーフにけがきを施し、実際にグラインダーで切る様子が公開されています。
切られたルーフ部を見るとかなり薄くしなっており、当初の想定であった「切ったルーフを再利用する」案が難しいということがわかります。
ただ、実際の切断作業は予想よりも時間がかかったと動画内で語られており、20分から30分かけても1インチ(約2.5センチ)しか切断することができなくて別のグラインダーを試したりと、その作業の難しさが垣間見えます。
そしてこの度の発表と同時に公開された動画の第三弾では、ルーフの設計や調整の段階、そして最終完成形の車体からどのようにルーフを外すのかなどが映されています。
動画に対する反応のコメントは「これを待っていた!」「実際の製品化が待ちきれない」などの好意的なもので溢れかえっており、いかに現行スープラのスポーツトップが期待されていたかが伺えます。
スープラは現行モデルはもちろんのこと、先代の80スープラも依然として高い人気を誇っています。
トヨタの北米法人であるトヨタモーター ノースアメリカ(TMNA)にて広報を担当するザカリー・リード氏は、次のように説明しています。
「北米でのスープラに対する人気はやはり映画『ワイルド・スピード(原題: The Fast and the Furious)』の影響によるものです。
販売が終了した1998年まではそこまでスープラに対する人気がなかったものの、2001年にワイルド・スピードの1作目が公開されて以来、人気が爆発しました。
現行のスープラも先代モデルの人気を受け継いでおり、現在の月間販売台数は500台、消費者層は40代から50代の大人が中心となっています」
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しかし、「実際に販売されるのか」という質問に対しては、「製品化は未定です」といいます。
現時点で製品化は現実的ではないかもしれませんが、今後の反応次第では製品化が実際にされる可能性もあるため、状況を注視していきたいと思います。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
この車のベースになるBMW Z4と被るから、会社間の協定はないのかな?
それならBMW Z4クーペが出るかもな。