なぜ12月に交通事故多発? 事故が起こりやすい原因と注意すべきポイントとは
12月は何に注意すればいいの?
12月の複数の要因から考えられる事故の傾向から、注意すべきポイントとして、基本として時間に余裕を持って、速度を控えて慎重に運転することが重要ですが、視認性においては早めのヘッドライト点灯が事故防止に有効です。
近年は、センサーにより自動的にライトを点灯・消灯するオートライトのクルマも増えましたが、それぞれのモデルにより30分以上の点灯時間の差が生じたというJAFによる実験結果もあるため、必要に応じてマニュアル操作で点灯させることが必要です。
また歩行者、自転車に乗る場合においても、ドライバーに発見されやすい服装や反射材の装着が、事故の抑制につながります。
スリップ事故においても、事前にしっかりと冬用タイヤを装着して万全の準備をすること、無理に走行しないことが重要です。
警察署の交通課の担当者は、12月に事故が増えてしまう要因について、以下のように話します。
「12月に特別事故が多くなる理由は複数ありますが、とくに12月の寒い時期は、夏に比べて暗くなるのが早く、朝は明るくなるのが遅く、歩行者が見えにくくなり事故が起きてしまうといったことがあります。
また、12月は普段クルマに乗らない人も運転したりと、人の動きが激しくなることも要因のひとつです」
事故を起こさない対策については、次のように話します。
「歩行者や自転車に乗る人は、クルマのライトが当たると光る反射材をつけることをおすすめします。そうすることでドライバーから見えやすくなり、事故を防ぎやすくなります。
今はキーホルダーや腕に巻き付けるものなど多くの種類のものがあるので、夜出歩く際は意識して反射材を身に着けようにして下さい。
ドライバーの人は、完全に暗くならないとライトをつけないといった人が多いので、少しでも日が落ちてきたらライトをつけることを意識して下さい。
また、夜間走行をする際は、ヘッドライトをロービームではなく、ハイビームをつけるようにしましょう」
※ ※ ※
一年中いつでも安全運転を心がけることはドライバーの義務ですが、年末特有の事故の傾向や要因を理解したうえで、12月はいつも以上に注意深く運転することが重要です。
またドライバーとしてだけではなく、歩行者としてや自転車に乗る場合も不慮の事故に巻き込まれないように意識的に注意する必要があります。
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