フォードがゲーマーと作ったバーチャルカー「チーム・フォードジラP1」が実物大で完成!
ゲームの世界をリアルな世界で表現するとは?
チーム・フォードジラP1は、フォード初の、プロセス全体を通して人が対面での交流を一切おこなわず、デジタルだけで製作されたクルマだ。現在のコロナ禍のため、一度も会ったことのないチームが遠く離れた場所で作業をおこなった。
設計は5カ国に分散しておこない、通常の半分以下の時間であるわずか7週間で完成に漕ぎ着けた。フルサイズでエクステリアだけでなくコックピットも仕上げた点が特筆に値するだろう。

ゲーマーがゲーマーのために共同制作したこのハイパーカーには、シミュレーションレースでのコミュニティを象徴するような、いくつかの特別なサインが記されている。
コドライバーのシート前の床には、「AFK(Away From Keyboard:キーボードから離れています)」のメッセージがあり、その席の乗員がキーボードから離れていることを遊び心たっぷりに知らせてくれるというものだ。
「#levelup」のグラフィックは、ゲーマーやレーシングドライバーがプレイやレースのたびに自分自身のレベルを向上させることを意味しており、「#liftoff」は、このレースカーを仮想世界から現実世界へと移動させることを表している。
また、フロントのロアスポイラー脇には、もっとも重要なメッセージである「GLHF(Good luck have fun)」の文字が入っている。これは、ゲーマーやレーシングドライバーへ文字通り「楽しんでドライブしてください」というメッセージが込められている。
ちなみに完成したチーム・フォードジラP1のボディサイズは、全長4731mm×全幅2000mm×全高895mm、タイヤサイズはフロントが315/30R21、リアが355/25R21だ。
Writer: VAGUE編集部
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