同車種でなぜ価格差400万円? トヨタ「アルファード」の謎 ベースと最上級で異なる豪華さとは
アルファード、気になるオプションは何がある?
高級ミニバンこと、アルファードにおいて、人気のグレードやオプションにはどのようなものが設定されているのでしょうか。
前述のトヨタの販売店スタッフは、アルファードの販売動向について、以下のように話します。
「高級志向であれば最上級グレードのExecutive Lounge。それ以外であればベースグレードのXと、極端に分かれている印象があります。
アルファードは同乗者の快適性を追求しているため、VIPを乗せるという使い方であれば問答無用で最上級グレードが好まれ、家族連れの人や荷物を積む機会が多い人などはXという感じで選ばれています。
外観デザインでは、通常グレードとSグレードでフロントマスクのデザインが異なっていますが、割合的には半分半分という印象です。
コロナ前であれば中国などから日本に来られた人が購入するケースが多くありました」
また、アルファードの人気オプションについては、次のように話します。
「アルファードはエントリーグレードのXでも、基本的なオプションや安全装備は一通り標準装備されているため、追加する人は少ない印象です。
オプションを増やしたいという人は、追加ではなく初めから最上級グレードを選ばれる人が多いです。
内外装ともに黒のカラーリングは、下取り・買取り価格は高くなる傾向があるため人気です」
※ ※ ※
アルファードは、国内外の中古車市場でも高い人気を誇ります。条件次第では、購入金額の6割ほどの下取り価格が提示されることもあるといいます。
また、人気の背景について、前述の販売店スタッフは「かつては『いつかはクラウン』という憧れを抱く人がいましたが、現在ではクラウンよりも『いつかはアルファード』という人のほうが多いかもしれません」と話します。
憧れの対象がクラウンからアルファードになったことで、アルファード自体のブランドが確立化されたことが、昨今の人気を土台となっているのかもしれません。
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