車の不調はオルタネーターが原因!? 知っておきたい故障の前兆や対処法とは

知っておきたい、オルタネーター不調の前兆

 それほどまでに重要度が増しているオルタネーター。未然にトラブルを回避するためにも、不調になる前兆などがあれば知っておきたいところです。

 一概に全部当てはまるとはいえませんが、いくつか不具合の前兆があると高島氏はいいます。

オルタネーターが正常に作動していないと異音がする
オルタネーターが正常に作動していないと異音がする

●エアコンやオーディオの動作が不安定になる

 どちらも電圧が安定しないと動作が不安定になりやすい傾向がある装備です。

●エンジンの吹き上がりが悪くなる

 エンジンは燃料を噴射し燃焼させる必要がありますが、そのためのインジェクションは電動ですし、点火させるスパークプラグにも電力が必要です。エンジンの回転が吹き上がらない場合は、故障を疑う必要があります。

 またエンジンのかかりが悪い場合も、単なるバッテリーの劣化だけでなく前回の走行で十分な発電・蓄電ができていない可能性もあります。

●異音が発生する

 オルタネーターに設置されているプーリーの軸に取り付けられたベアリングがダメになると異音が発生します。これはオルタネーターが正常に作動していないサインですので、修理が必要になります。

※ ※ ※

 オルタネーターに不具合が生じた場合、修理が必要になります。

 修理にはいくつかの方法があり、装着されているオルタネーターを分解し部品を交換して組み直す「オーバーホール」、型番などでメーカーから取り寄せる「新品」、パーツショップなどで入手する「中古品」、オーバーホール済みの「リビルド品」、といった4パターンが考えられます。

 中古品は状態や品質を判断しにくく、オーバーホールは時間と労力がかかります。そう考えると新品パーツを使うのがもっとも確実なのですが、やはりお値段は高めで工賃まで入れれば10万円コースは確実です。

「お勧めなのはリビルド品です。適合するリビルド品が必ずしもあるとはいえないので探す必要がありますが、使える中古のパーツは再利用し必要なパーツのみ新品に交換しており、品質もチェックされ新品同様の性能が保証され、価格は新品の半額程度で済みます」(高島氏)

 整備工場でも、実際にリビルド品を使える場合は、オーナーにお勧めして全体の予算を抑えるようにしてくれているそうです。

【画像】長年オイル交換せずエンジン破損!? よくあるクルマのトラブルとは(16枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー